〈鎌倉十橋〉針磨橋

(〈かまくらじっきょう〉はりすりばし)

江ノ電「極楽寺駅」の近く、海に近い十橋のひとつ

江ノ電沿線の十橋はここだけです。極楽寺駅を降りたら少し稲村ケ崎の方向に進むと見えてきます。

エリア長谷・腰越
住 所鎌倉市極楽寺1-6付近
アクセス江ノ電「極楽寺駅」下車、徒歩3分

針磨橋_01

針磨橋は見過ごしてしまいそうなくらい道路と宅地に溶け込んでしまっています。直進すると稲村ケ崎、手前は極楽寺駅方面です。

その昔、この辺りに針を磨く老婆が住んでいたためこの名がついたといわれています。別名を我入道橋といいます。極楽寺の塔頭にいた我入道という僧侶に由来するそうです。

江ノ電「極楽寺駅」を降りたら右手の稲村ケ崎方面へと少し進むと針磨橋があります。稲村ケ崎駅方面へと進むと阿仏尼邸跡十一人塚日蓮袈裟掛けの松跡などの史跡があります。

江戸時代の中期以降になって鎌倉は観光地として賑わうようになりました。それに伴って「七切通し」「五名水」などと名数によって名付けられることが増えました。その中のひとつが「鎌倉十橋」です。じっきょうと読みます。

現在の十橋はほとんどが何の変哲もないコンクリートの橋です。川が暗渠(あんきょ)となり形だけ残るものもあります。しかしながら、それぞれの橋には鎌倉の歴史や逸話が含まれています。それを少しでも知っておけば、鎌倉散策にあと少しの楽しみがプラスされることでしょう。

十橋の多くは鎌倉を代表する河川である滑川に架かっています。滑川は朝比奈峠を源流として十二所、浄明寺と下り、大御堂橋の上流で二階堂川と合流し、名越川、扇ガ谷川、などの小さな川を併せ、由比ケ浜に注ぐ全長約5.5kmの河川です。

地域ごとに別名で呼ばれることもあったようです。上流の胡桃川、大御堂橋の近く文覚上人屋敷跡の辺りを座禅川、本覚寺の夷堂では夷堂川、さらに下って墨売川、閻魔川などでした。

鎌倉十橋(じっきょう)は以下のとおりです。

〈鎌倉十橋〉

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