〈鎌倉十井〉銚子ノ井

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〈鎌倉十井〉銚子ノ井

(〈かまくらじっせい〉ちょうしのい)

日蓮乞水のすぐそば

名越坂の始まるあたり、長勝寺の近くに鎌倉十井のひとつ銚子ノ井があります。

エリア大町・小町
住 所鎌倉市材木座2-2-25付近
アクセス「鎌倉駅」よりバス「長勝寺」下車、徒歩1分/「鎌倉駅」より徒歩20分

鎌倉十井のひとつ。長勝寺の近くにあります。少し線路沿いにいくと100mと離れていない場所に日蓮乞水もありますから、良質の水が出る地域だったと思われます。

井戸枠の端、水の流れ出る部分がお銚子の口に似ていたため「銚子ノ井」と呼ばれました。蓋の形や材質から石ノ井との別称もあるようです。

「長勝寺」バス停を降りたら名越トンネルに向かって左側に美容院があります。その隣の細い路地を入ると唐突に現れます。長勝寺や名越切通しとあわせて訪れてみてはいかがでしょうか。

江戸時代の中期以降になって鎌倉は観光地として賑わうようになりました。それに伴って「七切通し」「五名水」「十橋」などと名数によって名付けられることが増えました。その中のひとつが「鎌倉十井」です。じっせいと読みます。

鎌倉の山の地層は凝灰岩といわれ水が豊富に湧き出ます。筆者が子供の頃に住んでいた鎌倉の家にも井戸があり、その井戸をポンプでくみ上げ蛇口に繋いで生活水としていました。夏でも冷たくて美味しかったと記憶しています。断水でも我が家はいつも通り水が出ていました。

ただ、鎌倉全体としては水質はあまり良くなかったと言われています。そのため、美味しい水の出る井戸は大切にされ、「五名水」「十井」などと呼ばれたそうです。

鎌倉十井は以下のとおりです。

鎌倉十井

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