〈鎌倉十井〉甘露ノ井

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〈鎌倉十井〉甘露ノ井

(〈かまくらじっせい〉かんろのい)

浄智寺境内の名水

北鎌倉から歩くこと6分ほど、浄智寺の境内にある歴史の井戸

エリア北鎌倉
住 所鎌倉市山ノ内1402(浄智寺境内)
アクセス「北鎌倉駅」下車、徒歩6分

浄智寺にはいくつかの井戸があり、歴史書によるとどれも甘露ノ井である可能性があるようですが、現在では門前のものを甘露ノ井と呼んでいます。

北鎌倉駅から5、6分歩いた浄智寺の境内、最も手前にあります。山深い雰囲気といい、背後に見える浄智寺境内の風情といい雰囲気抜群です。甘露ノ井から流れた水によって池がつくられていて、そこには鯉が泳いでいます。

鎌倉十井についても触れておきます。江戸時代の中期以降になって鎌倉は観光地として賑わうようになりました。それに伴って「七切通し」「五名水」「十橋」などと名数によって名付けられることが増えました。その中のひとつが「鎌倉十井」です。じっせいと読みます。

鎌倉の山の地層は凝灰岩といわれ水が豊富に湧き出ます。筆者が子供の頃に住んでいた鎌倉の家にも井戸があり、その井戸をポンプでくみ上げ蛇口に繋いで生活水としていました。夏でも冷たくて美味しかったと記憶しています。断水でも我が家はいつも通り水が出ていました。

ただ、鎌倉全体としては水質はあまり良くなかったと言われています。そのため、美味しい水の出る井戸は大切にされ、「五名水」「十井」などと呼ばれたそうです。

鎌倉十井は以下のとおりです。

鎌倉十井

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