鎌倉文学館

(かまくらぶんがくかん)

鎌倉文士の魅力を集めた文学館、加賀百万石の威光、旧前田侯爵家別邸を使用

300人を超える鎌倉ゆかりの文士達は“鎌倉文士”といわれます。彼等文士たちの資料やゆかりの収蔵品を集めた鎌倉文学館は、旧前田侯爵家の別邸を使用していることでも有名です。

エリア長谷・腰越
住 所鎌倉市長谷1-5-3
開 館9:00~17:00(10~2月は16:30)
休 み月(祝日は開館)、年末年始など、5、6、10、11月は月1日の休館日を除き開館
アクセス江ノ電「由比ヶ浜駅」下車、徒歩7分

加賀百万石のお殿様に連なる前田侯爵家第16代、前田利為が1936(昭和11)年に、それまであった建物を全面改修して完成させたのが鎌倉別邸。第2次世界大戦後は佐藤栄作首相が別荘として使用し、三島由紀夫『春の雪』に登場する別荘のモデルともなりました。

もともとこの地は長楽寺跡でした。長楽寺は1225年(嘉禄元年)、源頼朝の菩提を弔うために北条政子が建立した800メートル四方に七堂伽藍を備えた大寺院だったようです。1333年(元弘3年)新田義貞鎌倉攻めの戦火により焼失し、明治に入り1891年(明治23年)頃、前田家第15代当主、前田利嗣がこの土地を手に入れ日本建築の館を建てますが1911年(明治43年)に焼失し、洋風建築として再建、1923年(大正12年)の関東大震災による倒壊後にまた建てなおされ、さらに第16代前田利為により現在の姿に改修されました。

外観は和洋折衷様式。全体としては洋風のデザインとしながらも瓦葺きの切妻屋根や深い軒の出方などに日本建築の要素があります。中に入ると、当時は貴重であった大理石が玄関や暖炉に使用されており、重厚感を醸し出しています。

モザイク模様の寄木貼りの床、ステンドグラス、真鍮に細かな装飾を施した照明器具など随所に見所があります。

川端康成、小林秀雄、里見弴、大佛次郎など300人を超える鎌倉文士たちゆかりの資料を、時期毎に内容を変えて展示する常設展のほか、特別展・収蔵品展が随時開催されており、毎回飽きることなく楽しむことができます。

由比ヶ浜を望む美しい庭園には鎌倉随一の薔薇園があり、200種230株の薔薇が年二回咲きます。春は5月中旬〜6月下旬、秋は10月中旬〜11月下旬に見頃を迎えます。薔薇園の前には大紫躑躅(ツツジ)の大木があり、5月初旬、薔薇がちらほら咲き始めた頃に見頃となります。躑躅(ツツジ)はこの大木の他にも、庭園の正面、館の入口、薔薇園の側面にもありどれも大紫です。さらに庭園にはスダジイの巨木があり、木の下に椅子が設えてあります。初夏などスダジイの巨木の下に座ると文学の一編になったかのようです。

※館内は撮影禁止です。許可を得て撮影しております。

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