補陀洛寺

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補陀洛寺

(ふだらくじ)

源頼朝と怪僧文覚の関係

豪快な行動力で『平家物語』や『源平盛衰記』に度々登場する文覚(もんがく)上人。関係の深かった源頼朝が文覚のために建てたといわれているお寺さんです。

エリア由比ヶ浜・材木座
住 所鎌倉市材木座6-7-31
宗 派真言宗
本 尊十一面観音
創 建1181年
開 基源頼朝、文覚上人(開山)
文化財平家の赤旗(非公開)
アクセス鎌倉駅よりバス「材木座」下車、徒歩2分

源頼朝が1181年(養和元年)文覚上人(1139-1203)のために建てたとされるお寺さん。材木座の住宅地にひっそりと建っています。

文覚上人は荒行や法力、幾多の流罪を課された豪快な僧侶として知られています。『平家物語』や『源平盛衰記』などに描かれ、カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した衣笠貞之助の映画『地獄門』では主人公として登場し、長谷川一夫が文覚の出家前の姿、遠藤盛遠を演じています。

幾多の竜巻にあったため竜巻寺とも呼ばれています。なにやら文覚の人物像と重ね合わされたようです。源頼朝公御祈願所であり、頼朝の供養をこのお寺さんにて行っていたといわれています。頼朝ゆかりの品が多く、平家の総大将平宗盛が最後まで持っていた平家の赤旗を頼朝が当寺に奉納したといわれています。

訪れるなら夏、サルスベリの季節がおすすめです。

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