〈巡礼〉鎌倉の初詣 2020

目 次

〈巡礼〉鎌倉の初詣 2019

東京、横浜という大都市を近くに持つ鎌倉は初詣の地として人気。学生の頃は寺社や参道のお店で正月アルバイトをしたものです。最も賑わうのは全国第6位の人気スポットとして三が日に約255万人(平成25年)が訪れる鶴岡八幡宮。寺社のひしめく鎌倉は他にも多くの初詣スポットを抱えています。ここではいくつかの寺社をピックアップしますが、本サイト「鎌倉の寺と神社」には100を超える寺社が掲載されています。ここからお気に入りの場所を見つけてください。

鶴岡八幡宮

全国第6位の約255万人が訪れた全国有数の初詣スポット(平成25年の3が日)。源頼朝は鶴岡八幡宮を中心に鎌倉を創造していきました。

1月1日〈歳旦祭〉

元旦の早朝、午前5時から始まる宮中や全国の神社で行われる年頭祭儀です。歳旦祭が終わると午前7時から舞殿にて神楽始式が行われ八乙女の舞が奉仕されます。

1月4日〈手斧始式〉

古来より重要な工事に先立ち行われてきた神事。鎌倉幕府の公式記録『吾妻鏡』でも造営事始という名で儀式が行われていたという記述があります。1月4日、二ノ鳥居より神職の先導のもと鳶職の木遣り音頭とともに御神木が段葛を進みます。

1月5日〈除魔神事〉

1月5日午前10時より下拝殿において祭儀が行われた後、その西側で装束に身を包んだ射手が大的を射る神事。源頼朝は「御的始」「御弓始」という武家の行事を正月に行いました。的は5尺2寸(約156cm)もあり、この大的の裏には「鬼」という文字が封じ込められています。射手は15間(27m)の距離から古式に則った所作により矢を射込みます。

鎌倉宮

鎌倉幕府(武家政権)打倒に尽力し悲劇の最期を遂げた護良親王を祀る神社。地元では大塔宮と呼ばれます。

1月1日〈歳旦祭〉

毎年年の始めに行われます。午前9時~。

1月3日〈元始祭〉

毎年年の始めに行われます。午前9時~。

1月7日〈若菜神事〉

神前に七草粥をお供えします。午前10時~。

1月15日〈古神札焼納祭〉〈御粥神事〉

古いお札などを焼き納める古神札焼納祭は午前6時30分~、神前に小豆粥をお供えする御粥神事は午前10時~。

本覚寺

日朝様の初えびすとして有名な本覚寺。地元では日朝様と呼ばれ親しまれています。〈初えびす〉は1月1日~3日、〈本えびす〉は1月10日に行われます。初えびすでは福娘がお神酒や甘酒を振る舞い、にぎり福や福笹など様々な福のお守りが売られます。福笹は「商売繁盛 お祈り申し上げます」と祈念しながら授けてくれます。

銭洗弁財天宇賀福神社

銭の不浄を洗い流す鎌倉の神水。源頼朝の縁起の良い夢を元に開かれたといわれる神社です。1月1日〈歳旦祭〉の参拝は朝6時からです。また、最初の巳の日には「初巳祭」が行われます。銭洗弁財天は源頼朝が巳の年、巳の月、巳の日に見た夢のお告げが社の起源であるためです。

荏柄天神社

源頼朝が鎌倉に幕府を開く以前から信仰を集める日本三古天神のひとつ。菅原道真を祀る学問の神様です。1月6日午前10時30分から〈新年祭〉が、1月25日には初天神と筆供養が行われます。

光明寺

材木座に近く、潮風を感じる鎌倉らしい風情を持つ浄土宗の大伽藍。除夜の鐘をつくことができます。光明寺には江ノ島の奥の院にあった弁財天があります。台風によって流され、材木座海岸に流れ着いたと伝わります。

葛原岡神社

源氏山にある葛原岡神社。後醍醐天皇の忠臣として倒幕に活躍した日野俊基を祀ります。最近では縁結びの神社として賑わっています。

八雲神社

永保年間(1081~1083)に源義家の兄弟、新羅三郎義光が後三年の役の途中に、病気の流行をみて祇園八坂社を勧請したといいます。正月3が日は自由に昇殿でき、1月6日には初神楽が行われます。

佐助稲荷神社

ある翁が源頼朝の枕元に現れ挙兵を促したという吉夢を元に創建された神社。佐助の静かな谷戸にたっています。頼朝の吉兆に由来するのは銭洗弁財天が有名ですが、こちらも鎌倉らしい風情のあるお社です。

御霊神社

平安時代に鎌倉や湘南地域一帯を領地とした鎌倉権五郎景正を祭神とする神社。鎌倉幕府創設に活躍した梶原景時はその子孫です。景正の武勇にあやかり、学業成就、必勝招来などに御利益があります。

甘縄神明神社

かの名僧、行基が和銅年間(708-715)に草創した鎌倉最古の神社。長谷の静かな谷戸にあります。源頼義、義家、頼朝の崇敬を集めた1300年の神社の初詣も身が引き締まるような良さがあります。

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