実相寺

(じっそうじ)

静かな趣に隠された、歴史のドラマ

海に近い材木座に佇む実相寺。写真ではまったく伝わりませんが、歴史のドラマに満ちたお寺さんです。日蓮六老僧の筆頭・日昭は、ここを拠点に日蓮流罪という日蓮宗の危機を乗り越えました。

エリア由比ヶ浜・材木座
住 所鎌倉市材木座4-3-13
宗 派日蓮宗
本 尊一塔両尊四士
創 建1193年
開 山日昭

実相寺本堂と境内

実相寺本堂と境内。

水道道から材木座へと向かうメインストリートから、海に向かって一本左の道にあります。鎌倉のお寺のイメージは谷戸が多いのですが、海の近くも、谷戸とはまた違った静けさがあって落ち着きます。特に実相寺の道は一本入った感じなのでとても静かです。

実相寺は写真で見るとほとんど伝わるものがありませんが、実は歴史のドラマに満ちたお寺さんです。写真はわかりやすく複写しますが、必ずしも百聞は一見にしかずとは限らないものです。

実相寺を開いた日昭は日蓮六老僧(日蓮の直弟子を代表する6人)の筆頭として、日蓮が佐渡流罪となっている間も布教活動を続た気骨の人です。その時拠点として開いた濱土法華堂が実相寺の始まりといわれています。

そしてまたこの地は鎌倉時代の武将、工藤祐経の屋敷跡です。忠臣蔵、伊賀越えの仇討ちと並ぶ日本三大仇討ちとして有名な「曾我兄弟の仇討ち」において、曾我兄弟に討たれた仇、工藤祐経です。各地に曾我兄弟の墓といわれる場所や碑がありますが、箱根神社の長い階段の途中にある祠には何度かお参りしました。この仇討ちは実は北条時政の陰謀だとかいろいろなことが言われますが、捨て置きます。

境内には日昭の墓もあり、日蓮流罪という厳しい時期に日蓮宗を支えていくことには大変な苦労があっただろうと勝手な想像をかき立てられます。

スポンサー広告

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です