〈史跡〉鎌倉市の国宝・指定文化財(天然記念物)

鎌倉市の天然記念物はすべて寺社にあります。古刹の参拝に魅力を添えてくれる大木です。

鎌倉市の天然記念物は、鎌倉市の指定による32件です。建長寺開山、蘭渓道隆手植えと伝わる柏槙(ビャクシン)など、時空を超える逞しさ持った大木も多くあります。すべて寺社にありますので、寺社ごとにまとめてあります。

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〈鎌倉市の市指定天然記念物〉32件

鶴岡八幡宮(柏槙、槇、欅、白枝垂)

鶴岡八幡宮のビャクシン。鎌倉市の指定天然記念物です。

鶴岡八幡宮のビャクシン。鎌倉市の指定天然記念物です。

鶴岡八幡宮の柏槙(ビャクシン)。拝殿に上がる階段の手前、若宮の前にあります。鎌倉市指定天然記念物です。

鶴岡八幡宮の柏槙(ビャクシン)。拝殿に上がる階段の手前、若宮の前にあります。鎌倉市指定天然記念物です。

鶴岡八幡宮の槙(マキ)。太鼓橋の近くにあります。鎌倉市の天然記念物です。

鶴岡八幡宮の槙(マキ)。太鼓橋の近くにあります。鎌倉市の天然記念物です。

鶴岡八幡宮。源氏池の桜。逞しく雄々しい風情です。

鶴岡八幡宮。源氏池の桜。逞しく雄々しい風情です。

指  定 柏槙:1963年(昭和38年)7月17日、槇・欅:1973年(昭和48年)4月11日、白枝垂: 1977年(昭和52年)6月11日
住  所鎌倉市雪ノ下2-1051
公開状況公開(随時)
アクセス「鎌倉駅」下車、徒歩10分
関連記事鶴岡八幡宮

鎌倉市の大銀杏、公暁が源実朝暗殺時に隠れた木など親しまれた鶴岡八幡宮の大銀杏は倒壊してしまいましたが、鶴岡八幡宮には4種13株の鎌倉市指定天然記念物があります。柏槙(ビャクシン)は若宮の右側にあり、槇(マキ)は太鼓橋を越えた右手に、欅(ケヤキ)は神苑牡丹園の園内、白枝垂(シロシダレ)は源氏池に向かって伸びています。

荏柄天神社(銀杏)

荏柄天神社の大銀杏。高さ25メートル、胴回り10メートルもあります。

荏柄天神社の大銀杏。高さ25メートル、胴回り10メートルもあります。

荏柄天神社の大銀杏。胴回り10メートル、鎌倉一の大銀杏です。

荏柄天神社の大銀杏。胴回り10メートル、鎌倉一の大銀杏です。

指  定1963年(昭和38年)7月17日
住  所 鎌倉市二階堂76
公開状況8:30〜16:30
アクセス「鎌倉駅」よりバス「天神前」下車、徒歩1分、もしくは「鎌倉駅」下車、徒歩20分
関連記事荏柄天神社

鶴岡八幡宮の大銀杏なきあと、荏柄天神社の銀杏は鎌倉一の大銀杏となりました。山門右手にそびえています。

覚園寺(槇、夏茱萸、椿)

覚園寺山門。写真撮影禁止のため、ここから奥は撮れません。

覚園寺山門。写真撮影禁止のため、ここから奥は撮れません。

指  定槇:1963年(昭和38年)7月17日、夏茱萸・椿:1974年(昭和47年)12月12日
住  所鎌倉市二階堂421
公開状況愛染堂までは無料。その奥は寺の案内によって入る( 500円)。時刻は10、11、13、14、15時。8月と年末年始は休み。
アクセス「鎌倉駅」よりバス「大塔宮」バス停下車、徒歩8分
関連記事覚園寺

覚園寺にある鎌倉市指定天然記念物は3種、3株。槇(マキ)、夏茱萸(ナツグミ)、椿(ツバキ)です。は途中までは随時入れますが、足利尊氏の銘が残る本堂周辺は寺の案内によってのみ入ることができます。

瑞泉寺(黄梅、冬桜)

黄梅という名の由来となった瑞泉寺の黄梅。

黄梅という名の由来となった瑞泉寺の黄梅。

瑞泉寺の冬桜。森々とした雰囲気によく似合います。

瑞泉寺の冬桜。森々とした雰囲気によく似合います。

瑞泉寺の冬桜。本堂と同じ平場、門の側にあります。

瑞泉寺の冬桜。本堂と同じ平場、門の側にあります。

指  定黄梅:1963年(昭和38年)7月17日、冬桜:1973年(昭和48年)4月11日
住  所鎌倉市二階堂710
公開状況9:00〜17:00(入門16:30)/200円
アクセスJR鎌倉駅より徒歩35分、JR鎌倉駅より京急バス「大塔宮」下車徒歩15分
関連記事瑞泉寺冬桜

梅の名所として知られる瑞泉寺には、黄梅(オウバイ)の名の由来となった木があります。黄梅は江戸時代から知られた品種。瑞泉寺の木により牧野富太郎博士が「オウバイ」の学名をつけました。白梅や紅梅よりも早めに咲きますので、黄梅見物は、咲き始めの白梅・紅梅とあわせての楽しみになります。冬桜(フユザクラ)は本堂平場に入ってすぐあり見頃は10月〜12月、さらに越冬後4月にまた花を咲かせます。元禄年間(1688~1704)水戸光圀公お手植えと伝わります。

光則寺(海棠)

光則寺の本堂と海棠(カイドウ)の名木。

光則寺の本堂と海棠(カイドウ)の名木。

春の光則寺。海棠(カイドウ)や桜が咲いています。

春の光則寺。海棠(カイドウ)や桜が咲いています。たいていは桜より海棠が先に咲きますが、年により同じ時期になったり反対になったりすることもあります。

指  定1963年(昭和38年)7月17日
住  所鎌倉市長谷3-9-7
公開状況7:30〜日没/100円
アクセス江ノ電「長谷駅」下車、徒歩10分
関連記事光則寺海棠

海棠(カイドウ)は桜の前後に咲く、バラ科リンゴ属の耐寒性落葉高木。鎌倉では光則寺と妙本寺が有名です。光則寺の海棠は本堂前にあり、樹齢200年といわれる古木。鎌倉市の指定天然記念物の他、神奈川名木100選にも選ばれています。花つきは幾分悪くなっているもののまだまだきれいな花を咲かせてくれます。

寿福寺(柏槙)

寿福寺、中門からみる本殿と柏槙(ビャクシン)。

寿福寺、中門からみる本殿と柏槙(ビャクシン)。

寿福寺の柏槙(ビャクシン)。鎌倉市の天然記念物に指定されています。

寿福寺の柏槙(ビャクシン)。鎌倉市の天然記念物に指定されています。

寿福寺の柏槙(ビャクシン)。鎌倉市の天然記念物に指定されています。

寿福寺の柏槙(ビャクシン)。鎌倉市の天然記念物に指定されています。

指  定1963年(昭和38年)7月17日
住  所鎌倉市扇ガ谷1-17-7
公開状況公開(中門からのぞむ)
アクセス「鎌倉駅」西口下車、徒歩10分
関連記事寿福寺

源義朝の屋敷跡といわれる寿福寺にある4株の柏槙(ビャクシン)が鎌倉市の天然記念物に指定されています。

英勝寺(侘助、唐楓)

英勝寺の唐楓(トウカエデ)。

英勝寺の唐楓(トウカエデ)。

英勝寺の唐楓(トウカエデ)。

英勝寺の唐楓(トウカエデ)。

指  定1963年(昭和38年)7月17日
住  所鎌倉市扇ガ谷1-16-3
公開状況9:00〜16:00/300円
アクセス「鎌倉駅」裏駅(西口)下車、徒歩10分
関連記事英勝寺

江戸時代における最も重要な新寺建設である英勝寺。現存する鎌倉市唯一の尼寺としても知られています。侘助(ワビスケ)、唐楓(トウカエデ)の2種が鎌倉市の天然記念物に指定されています。

浄智寺(高野槇、立彼岸、柏槙)

浄智寺の高野槙(コウヤマキ)。

寿福寺の柏槙(ビャクシン)。鎌倉市の天然記念物に指定されています。

浄智寺の立彼岸(タチヒガン)。

浄智寺の立彼岸(タチヒガン)。

浄智寺の立彼岸(タチヒガン)。

浄智寺の立彼岸(タチヒガン)。

指  定高野槇:1963年(昭和38年)7月17日、立彼岸:1972年(昭和47年)12月12日、柏槙:1973年(昭和48年)4月11日
住  所鎌倉市山ノ内1402
公開状況9:00〜16:30/200円
アクセス「北鎌倉駅」下車、徒歩6分
関連記事浄智寺

山に抱かれ自然が豊かな浄智寺には、高野槇(コウヤマキ)、立彼岸(タチヒガン)、柏槙(ビャクシン)という3種6株の鎌倉市指定天然記念物があります。特に立彼岸は鎌倉を代表する株として有名です。(

円覚寺(柏槙、薄黄木犀)

円覚寺、百観音の柏槙(ビャクシン)。

円覚寺、百観音の柏槙(ビャクシン)。

円覚寺、百観音の柏槙(ビャクシン)。

円覚寺、百観音の柏槙(ビャクシン)。

指  定柏槙:1963年(昭和38年)7月17日・1974年(昭和49年)4月10日、薄黄木犀:1973年(昭和48年)4月11日
住  所鎌倉市山ノ内409
公開状況8:00〜16:30(12月〜2月は16:00まで)
アクセス「北鎌倉駅」下車、徒歩1分
関連記事円覚寺

大寺院らしく、円覚寺には2種3株の鎌倉市指定天然記念物があります。柏槙(ビャクシン)は百観音と仏殿前にあり、薄黄木犀(ウスキモクセイ)は国宝である舎利殿の中にあるためみることができません。

鎌倉宮(招霊木)

鎌倉宮の招霊木(オガタマノキ)

鎌倉宮の招霊木(オガタマノキ)

鎌倉宮の招霊木(オガタマノキ)

鎌倉宮の招霊木(オガタマノキ)

指  定1972年(昭和47年)12月12日
住  所鎌倉市二階堂154
公開状況公開(随時)
アクセス鎌倉駅下車、徒歩25分もしくはバス「大塔宮」下車すぐ
関連記事鎌倉宮

中国原産のカラタネオガタマとは違い、日本原産の招霊木(オガタマノキ)です。天照大神の天岩戸隠れのとき、芸能の女神、天鈿女命(アメノウズメ)が天岩戸の前で舞いますが、その時に手にしていたのが招霊木といわれています。

浄光明寺(槇、柏槙)

浄光明寺の柏槙(ビャクシン)。

浄光明寺の柏槙(ビャクシン)。

指  定槇:1972年(昭和47年)12月12日、柏槙:1997年(平成9年)10月13日
住  所鎌倉市扇ガ谷2-12-1
公開状況阿弥陀堂の拝観のみ木、土、日、祝の10:00~12:00、13:00~16:00。200円。※8月は拝観休止
アクセス「鎌倉駅」下車、徒歩15分
関連記事浄光明寺

1252年(建長4年)創建の浄光明寺には2種2株の鎌倉市指定天然記念物があります。槇(マキ)、柏槙(ビャクシン)ともに阿弥陀堂前にあります。阿弥陀堂参拝には拝観料が必要です。

大慶寺(柏槙)

指  定1972年(昭和47年)12月12日
住  所鎌倉市寺分1-5-8
公開状況公開
アクセス湘南モノレール「湘南深沢駅」下車、徒歩4分

深沢にある大慶寺には樹齢700年と伝わるビ柏槙(ビャクシン)が2株あります。大慶寺は弘安年間(1278-1287)に創建された禅宗寺院。往時には深沢地域に広大な寺領をもち、関東十刹に列していました。現在残る「寺分」という地名は大慶寺の寺領であったことに由来します。その後廃寺となるも、昭和に入りかつての塔頭を大慶寺として再興されました。

安養院(槇)

樹齢700年、開山の良弁尊観の手植えと伝わる安養院の槙。

樹齢700年、開山の良弁尊観の手植えと伝わる安養院の槙。

指  定1973年(昭和48年)4月11日
住  所鎌倉市大町3-1-2
公開状況8:00〜16:30/100円
アクセス「鎌倉駅」下車、徒歩10分
関連記事安養院

北条政子が創建した安養院には、開山の願行上人手植えと伝わる槇(マキ)の大木があり、樹齢は700年以上といわれています。安養院は躑躅(ツツジ)の名所としても知られています。

御霊神社(椨)

御霊神社の椨(タブノキ)。

御霊神社の椨(タブノキ)。

指  定1973年(昭和48年)4月11日
住  所鎌倉市坂ノ下4-9
公開状況公開
アクセス江ノ電「長谷駅」下車、徒歩3分
関連記事御霊神社

源義家(1039-1106)とともに後三年の役を戦った鎌倉景政を祀る御霊神社には、鎌倉市の天然記念物に指定されている椨(タブノキ)があります。

光明寺(黒鉄黐)

光明寺、梵鐘の近くにある黒鉄黐(クロガネモチ)。鎌倉市天然記念物、かまくらと三浦半島の古木・名木50選に選ばれています。

光明寺、梵鐘の近くにある黒鉄黐(クロガネモチ)。鎌倉市天然記念物、かまくらと三浦半島の古木・名木50選に選ばれています。

指  定1973年(昭和48年)4月11日
住  所鎌倉市材木座6-17-19
公開状況公開(随時)
アクセス「鎌倉駅」よりバス「光明寺」下車、徒歩すぐ
関連記事光明寺

光明寺の黒鉄黐( クロガネモチ)は梵鐘のとなりにあります。黒鉄黐はモチノキ科の常緑高木。

成福寺(柏槙)

指  定1974年(昭和49年)4月10日
住  所鎌倉市小袋谷2-13-33
公開状況公開
アクセス「北鎌倉駅」下車、徒歩13分

成福寺は北条泰時ゆかり寺院がいくつかある大船地域にあり、北条泰時の子、泰次によって創建されました。ちょうど北鎌倉駅と大船駅の中間あたりの線路沿いにあります。鎌倉市唯一の浄土真宗寺院です。

妙本寺(銀杏)

指  定1974年(昭和49年)4月10日
住  所鎌倉市大町1-15-1
公開状況公開(随時)
アクセス「鎌倉駅」下車、徒歩9分
関連記事妙本寺

喧騒から離れた山深い妙本寺に鎌倉市指定天然記念物の銀杏(イチョウ)があります。妙本寺は、梅、海棠(カイドウ)、凌霄花(ノウゼンカズラ)などの名所として知られています。

安国論寺(山桜、山茶花)

安国論寺の山桜。妙法桜ともいわれます。

安国論寺の山桜。妙法桜ともいわれます。

安国論寺の山茶花(サザンカ)。

安国論寺の山茶花(サザンカ)。

安国論寺にある(サザンカ)の幹。

安国論寺にある(サザンカ)の幹。

安国論寺の山茶花(サザンカ)。

安国論寺の山茶花(サザンカ)。

指  定山桜:1976年(昭和51年)4月13日、山茶花:1977年(昭和52年)6月11日
住  所鎌倉市大町4-4-18
公開状況9:00〜17:00(祝日以外の月曜は休み)/100円
アクセス鎌倉駅よりバス「名越」下車、徒歩5分/「鎌倉駅」下車、徒歩20分
関連記事安国論寺

梅、桜、あじさい、紅葉と四季豊かな安国論寺には、鎌倉市の指定天然記念物が2種2株あります。妙法桜といわれる山桜と山茶花(サザンカ)です。

建長寺(柏槙)

建長寺、仏殿前の柏槙(ビャクシン)の並木。

建長寺、仏殿前の柏槙(ビャクシン)の並木。

開山の蘭渓道隆手植えのビャクシン。樹齢750年にもなる大木です。

開山の蘭渓道隆手植えのビャクシン。樹齢750年にもなる大木です。

指  定 1998年(平成10年)11月9日
住  所鎌倉市山ノ内8
公開状況8:30〜16:30/300円
アクセス「北鎌倉駅」下車、徒歩15分
関連記事建長寺

建長寺の三門を抜けて仏殿へと向かうと参道の左右に巨大な柏槙(ビャクシン)が並びます。8株が鎌倉市の天然記念物に指定されており、古刹で巨木に囲まれる気分はなかなかよいものです。

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