熊野神社(大船)

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熊野神社(大船)

(くまのじんじゃ(おおふな))

後北条家臣、甘粕氏が熊野神社を勧請

六国見山の麓にある熊野神社。森々とした雰囲気は心を鎮めてくれます。

エリア大船
住 所 鎌倉市大船2035
祭 神日本武尊命(やまとたけるのみこと)

開 基甘糟長俊
創 建1579年
アクセス「大船駅」よりバス「常楽寺」下車、徒歩5分

熊野神社(大船)。

熊野神社(大船)。

大船の熊野神社は六国見山の麓にあり、大船駅からバスに乗り常楽寺バス停下車、徒歩5分程のところにあります。別当寺として建てられた多聞院と同じ敷地にあります。

熊野神社(大船)は、1569年(天正7年)、後北条氏の家臣である甘槽佐渡守平朝臣長俊(甘粕長俊)により勧請されました。甘粕長俊は近くにある常楽寺の本尊を修復した記録も残っています。

甘粕長俊が勧請の際に祀ったという束帯姿の木像が今でも残っているそうです。勧請の際に別当寺として創建された多聞院は、正式には「天衛山福寿寺多聞院」といい真言宗大覚寺派の寺院です。永享の乱により衰退した山ノ内の観蓮寺を、後北条氏に仕えた地侍の甘粕長俊が、1579年(天正7年)熊野神社を勧請するとともにこの地に移し、同社の別当寺として創建したと伝わります。

多聞院の山門を入り、左手、熊野神社の鳥居をくぐるとスッと森の空気が入ってきたような雰囲気になり、階段を登り本殿のある平場は森森としたとてもよい雰囲気です。熊野神社の背後には六国見山へと至る古道があり、切通しとなっていますから昔は多くの人が往来したのではないでしょうか。

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