日月やぐら

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日月やぐら

(じつげつやぐら)

希少価値の高いやぐら

日と月になぞらえた納骨穴がある希少なやぐら。鎌倉時代のものといわれています。

日月やぐら。

日月やぐら。

エリア大町・小町
住 所鎌倉市大町
アクセス北条時政山荘跡入口が立入禁止のため、衣張山山頂から獣道

日月(じつげつ)やぐらは、鎌倉時代に造られたといわれるやぐらです。大町の奥、むかし北条時政山荘といわれていた地域、釈迦堂口切通しの上部を越えたあたりにあります。旧北条時政山荘(名越亭)跡は、鎌倉市教育委員会による平成20年度の調査により13世紀後半〜のものとわかり、大町釈迦堂口遺跡と改められました。

ここへ行くには、大町の一番奥から北条時政山荘跡に入り、そこから釈迦堂口切通しの上部を渡っていけばよかったのですが、現在、立入禁止となってしまいました。もう一つ、衣張山山頂から獣道を抜けるルートがあるのですが、かなりキツい道です。詳しくは、大町釈迦堂口遺跡の記事及び衣張山ハイキングコース記事をご覧ください。

日月やぐらについての説明板にはこうあります。
「このやぐらは壁に日と月になぞらえた納骨穴があるので日月やぐらといわれています。丸い穴の上に天蓋があり、下には蓮座を彫刻し仏が蓮座上に安住する形をとったもので、極めて珍しいやり方です。他の一つの穴は二重に掘った輪が下にずれて月形になっているので、他の丸いのと合わせて日月やぐらの名称が生まれたのです。」

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