来迎寺(西御門)

(らいごうじ にしみかど)

阿弥陀如来、地蔵菩薩、如意輪観音の3つを安置

かつて鎌倉尼五山第一位の大平寺があった西御門にある時宗のお寺さんです。時宗を興した一遍上人が開きました。境内の水仙がきれいです。

エリア北東
住 所鎌倉市西御門1-11-1
宗 派時宗
本 尊阿弥陀如来
開 山一向上人
開 基1293年
文化財等地蔵菩薩像・如意輪観音半伽像(県重文)など

来迎寺はとても静かな西御門にあり、歩いて向かう道ものどかですからゆっくり歩くにはいいと思います。八幡宮を鎌倉国宝館方面の出口から出ます。かつて源頼朝の御所があったといわれている横浜国大附属小・中を左に見ながら歩き、角を左に曲がります。しばらく歩くと、右手に来迎寺があります。

本堂には御本尊の阿弥陀如来像と、南北朝時代のものと伝わる地蔵菩薩、鎌倉時代特有の技法「土紋」の装飾が施された如意輪観音像が安置されています。

この地にはかつて鎌倉尼五山の第一位であった大平寺があり、来迎寺階段の上り口には大平寺跡の碑があります。境内には水仙がたくさん植えられているので、季節にはきれいな花を咲かせてくれます。

『新編鎌倉志』(江戸時代につくられた元祖鎌倉ガイド)の記述

來迎寺(らいかうじ)は、高松寺の南隣なり。時宗、一遍上人の開基、藤澤(ふじさは)の淸淨光寺の末寺なり。或人『來迎寺勸進の状』一卷を所持す。來迎寺には無之(之(これ)無し)。藤原の行能が筆跡なり。其の文如左(左の如(ごと)し)。

※藤原行能(ゆきよし)は世尊寺行能といい世尊寺家の第8代当主。公卿、能書家であり歌人です。行能の勧進状は以下のとおりです。

來迎寺勸進沙門了然、敬白、請殊蒙十方檀那助成建立一宇精舍、安置金銅弥陀如來一光三尊像、勧修不斷念佛、引導法界羣類状、右當于鎌倉縣、有小笠原谷、谷中構簫寺之基趾、山下排草舍之道場、奉安彌陀佛、號曰來迎寺、草創仍、雖起自伴氏之靈夢、〔事見縁起〕茅苫未全、獨難覆本尊之聖容、烏瑟之相好何處安矣、不異祗桓寺之荒蕪、雁宇之締構何日成焉、孰與姑蘇臺之寂寞、空對低屋之卑室、唯冀成風之不日、如了然者、十忍之法衣無全、何有薛襟募工之價、八定之資粮甚乏、豈有蔬鉢分食之備乎、若非十方檀那加被、爭遂一宇華構之懇丹、依玆唱知識於處々、莫恥寸鐵尺木之奉加、仰助成於人々、誰厭小因大果之施入、潯陽九派之水、起自濫觴之流、華嶽千仞之峯、始于飛塵之土、誰謂功不甚大、豈褊施之微少、中懷之懇緒不幾、纔開三間四面蘭若建立、本尊之冶鑄雖終、猶泥一光三尊蓮容安置、涯分之志、地望未達、仰願十方貴賤、宜與我大功誓願、乃至四衆男女、蓋憐此無縁之善巧、善力有餘之故、現世各々保萬葉之延壽、化功歸已之故、當生皆預三華之接手、仍勸旨趣奉唱如件。

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