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日蓮の史跡

鎌倉仏教の中でも民衆を中心に最も大きな影響を与えたのが日蓮です。鎌倉でも布教も熱心に行われたため、「鎌倉」には日蓮の足跡が数多く残されています。

鎌倉市・逗子市・藤沢市

妙本寺 身延山久遠寺、池上本門寺と並び日蓮宗最古の寺院。全国に14ある日蓮の霊跡寺院。
安国論寺 日蓮が『立正安国論』を著した岩窟が残ります。松葉ヶ谷草庵跡と言われる場所のひとつ。
化生窟と御硯水 日蓮が鎌倉入りして最初に篭った窟と生活に使用した井戸といわれている場所。
長勝寺 熱心な祈りを捧げる方が絶えない日蓮宗の霊場。鎌倉時代の武将によって創建されました。
妙法寺 松葉ヶ谷草庵跡といわれる場所のひとつ。静けさを尊重する住職により静寂が守られています。
本覚寺 日蓮の遺骨が分骨された御分骨堂がある日蓮宗の由緒寺院。
法性寺 松葉ヶ谷法難の際、白猿が日蓮をこの地まで導いたという伝説のお寺。六老僧の一人日朗の墓所。
常栄寺 龍ノ口法難の際、最後の供養にとぼたもちを差し出した桟敷の尼によるお寺。
光則寺 『立正安国論』を書き上げた日蓮がこの地にあった宿屋光則邸において幕府に提出しました。
妙長寺 伊豆法難の際、役人の嫌がらせにより伊東沖の小岩に降ろされた日蓮を助けた漁師の子孫が開山。
龍口寺 龍ノ口法難の舞台となった龍ノ口刑場跡に建てられた日蓮宗霊跡本山。
霊光寺 明治の末にこの地から日蓮大菩薩雨乞いの地と書かれた石塔が出土したことから開山された。
日蓮雨乞いの池 干ばつに苦しんだ1271年、日蓮がこの池の淵に立って題目を唱えると大雨に恵まれた。
日蓮乞水 立教開宗し鎌倉入りした日蓮が喉の渇きから杖を突き刺すと水が湧き出たという伝説の井戸
日蓮上人辻説法跡 鎌倉布教の21年間を象徴する辻説法跡。小町大路にあります。
名越切通し 松葉ヶ谷草庵を焼き討ちされた日蓮は白猿に導かれ、名越切通しを越えて避難しました。
日蓮袈裟掛の松跡 龍ノ口法難において刑場へと引き回される日蓮が袈裟を汚すのを畏怖して掛けた松跡
高祖井戸と高祖坂 葉山町にある鎌倉を目指す日蓮の足跡。法力により掘り当てた井戸と坂があります。

千葉県

天津神明宮 日蓮の生地、千葉県鴨川市にある神社。源頼朝が伊勢の神々を勧請し、日蓮が度々訪れました。
清澄寺 日蓮が出家し、悟りを開いた場所。ここから日蓮宗が始まりました。