浄妙寺のあじさい

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浄妙寺のあじさい

(じょうみょうじのあじさい)

浄妙寺全体のキリッとした雰囲気とあじさい

足利氏の菩提寺という重厚と頼朝の時代から咲き続けるあじさい。

エリア浄妙寺・十二所
住 所鎌倉市浄明寺2-7-4
TEL0467-22-3943
拝 観9:00~16:00/200円(竹の庭/抹茶付き500円)
アクセス「鎌倉駅」よりバス「浄明寺」下車、徒歩3分

浄妙寺、あじさいの小路。

浄妙寺、あじさいの小路。

源頼朝にごく近い血統を持つ足利氏の菩提寺が浄妙寺です。鎌倉幕府が成立する頃から浄妙寺近くに足利氏の屋敷もありました。頼朝に近い血を持つがゆえに難しい立場を強いられたものの、鎌倉時代を生き抜き、ご存知のとおり足利幕府を打ち立てます。

山門を入ると重厚かつ流麗な屋根の本堂まで視界が開け、参道の両側には数本のあじさいがあります。ちなみに、筆者が子供の頃は茅葺きの屋根でした。新しく造り直すとたいてい落胆するものですが、この屋根は茅葺きとはまた違った美しさがあり、どちらもよいです。

山門から本堂までに植えられたあじさいは少なく、数が多いのは石窯ガーデンテラスの周辺ですが、見応えは本堂周辺が上。日本、しかも三浦半島や房総半島が原産のあじさいは舶来物とは合いません。だいたい、古刹と歴史を味わっている、まさにその境内で、いわゆるガーデニングで飾られたイタリア料理店をみると、こういってはなんですがチャラチャラした薄っぺらいものにみえます。一旦山門を出てからであれば、こうは感じないでしょう。

ただし、石窯ガーデンテラスへと登る道の途中で右にあじさいの小路があり、ここはよいです。ガクアジサイ中心の品のいい雰囲気に好感がもてますし、途中、衣張山を望むのは嬉しいことです。源頼朝が盛夏、衣張山を絹で覆い、それを眺めて涼を楽しんだという逸話から名付けられた山です。

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