源為朝

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源為朝

(みなもと ためとも 1139-1170?)

巨漢にして強弓豪腕、伝説の武人

 源為義の8男。頼朝の父義朝の弟。七尺(2m10cm)の巨漢にして眼は切れ上がり、左腕が右腕より4寸(10cm)も長かったという無双の強弓で知られた伝説の武人。狼藉により父為義によって九州に送られるが数年で九州を制覇。再び上洛し保元の乱では父為義とともに兄義朝、平清盛らと戦う。夜襲を献策するも左大臣藤原頼長はこれを拒否、逆に義朝らに夜襲され追い込まれる。この時、多勢を持って攻め寄せる平清盛の軍勢が為朝の弓一本に怖じ気づいて前に進めなかったといいます。結局義朝に敗れ伊豆に流されますが、伊豆大島だけでなく鬼の子孫が住む鬼ヶ島も平らげ、伊豆七島を支配するも為朝追討の院宣を受けた追討軍に攻められ自害。

明治時代、菊池容斎により描かれた源為朝

明治時代、菊池容斎により描かれた源為朝

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