八坂神社(相馬天王)

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八坂神社(相馬天王)

(やさかじんじゃ・そうまてんのう)

千葉常胤の次男、相馬師常の守護神

千葉常胤の次男、相馬氏の祖である相馬師常が自身の鎌倉屋敷内に守護神を祀ったことに始まる神社です。桓武平氏の一族らしく、桓武天皇、葛原親王、高望王が祀られています。

エリア駅周辺・八幡宮
住 所鎌倉市扇ガ谷1-13-45
主祭神素盞鳴尊、桓武天皇、葛原親王、高望王
創 建 鎌倉時代初期
アクセス「鎌倉駅」下車、徒歩10分
今大路、寿福寺のとなりにある相馬天王(八坂神社)。静かな境内は、千葉常胤の次男、相馬師常の屋敷跡です。

今大路、寿福寺のとなりにある相馬天王(八坂神社)。静かな境内は、千葉常胤の次男、相馬師常の屋敷跡です。

源頼朝の「鎌倉」創成の最重要人物の一人である千葉常胤の次男、相馬次郎師常が鎌倉屋敷に守護神を祀ったことに始まる神社。現在は八坂神社と名乗っていますが、相馬天王といった方がわかりやすいです。

相馬師常は相馬氏の祖です。相馬師常が父常胤から相馬郡相馬御厨(千葉県の松戸から我孫子あたり)を相続したことから相馬を名乗りました。子孫は下総相馬氏と陸奥相馬氏にわかれ、下総相馬氏は江戸時代に旗本となったが、陸奥相馬氏は中村相馬氏ともいい鎌倉幕府の初期に源頼朝より領地を受けて以降、南北朝時代は北朝方となりながらも室町、江戸を通じて戊辰戦争まで大名として740年もの間存続し、福島県浜通り夜ノ森以北を統治し続けた世界でも稀な長期領主となりました。

八坂神社(相馬天王)は相馬師常の鎌倉屋敷跡です。桓武平氏の一族らしく桓武天皇、葛原親王、高望王を祀っています。葛原親王を祀っているのは陸奥相馬氏(中村相馬氏)が南北朝時代に北朝方であったことからと思われます。

今大路、寿福寺に隣接して建てられています。派手さのない自然と溶け合った風情がとても落ち着く神社です。いわれはわかりませんが、狛犬や燈籠がとてもよい形をしています。

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