守山八幡宮
目 次
守山八幡宮
もりやまはちまんぐう
源頼朝挙兵の地にある神社
願成就院の後方にある神社。源頼朝挙兵、ゆかりの神社です。
エリアその他
住 所静岡県伊豆の国市寺家1204-1
御祭神大山祇神
創 建文化3年(647年)
挙兵した源頼朝の本陣がこのあたりにありました
願成就院の後方にある八幡宮。小さな山の中腹にあり、急な階段を登っていきます。木々に囲まれた清々しい場所です。鳥居をくぐるとすぐ拝殿があり、階段を登って本殿があります。鎌倉で言うと「護良親王墓」に似た雰囲気です。
境内の石碑には、「史蹟 源頼朝挙兵之碑」と題した石碑があり、次のように刻まれています。
「源頼朝 治承四年(一一八〇) 八月十五日守山八 幡宮に平家追討を祈願して挙兵 夜陰 源氏重恩の軍 兵数十騎 山木判官平兼隆を襲い討つ 其の間 頼朝 遥かに山木館の火煙を望み 悲願の達成を悦ぶ 蓋し鎌倉幕府草創の礎はここに於て成ると 故に記して 建碑の所以とする」
また、境内には由緒書もあり、次のように記されています。
「當社の創建は大化三年(六四七年)
御祭神は大山祇神で延喜式内石徳高神社である
延喜七年(九◯七年)豊前国宇佐宮より八幡神を勧請合祀其の後専ら伊豆国総社八幡と称す。
治承四年(一一八〇年)源頼朝此処に源家再興を祈り兵を挙げる
現在の本殿は寛永九年(一六三二年)久能城主榊原大内記照久の造営である」
この辺りには北条時政の屋敷があり、治承4年(1180年)8月15日に挙兵した源頼朝が本陣として使用しました。山木兼隆の屋敷から火の手が上がるのをこのあたりから見たと思います。