特別展「映画女優 原節子」開催
目 次
特別展「映画女優 原節子」開催
鎌倉で修正を過ごした映画女優 原節子さんを特集
エリア駅周辺・八幡宮
日 時2016年3月18日(金)~7月10日(日)
会 場鎌倉市川喜多映画記念館
住 所鎌倉市雪ノ下2-2-12
開館時間9:00~17:00
休館日月
料 金(特別展観覧)一般300円、小中学生150円、(映画鑑賞料金)一般1,000円、小中学生500円
公式HPhttp://www.kamakura-kawakita.org/exhibition/lecture/
〒248-0005 神奈川県鎌倉市雪ノ下2丁目2−12 鎌倉市川喜多映画記念館
原節子さんの貴重なポートレートや出演の名作がずらり
平成28年(2016年)3月18日(金)~7月10日(日)まで、川喜多映画記念館において特別展「映画女優 原節子」が開催されます。同展では、日本映画黄金時代の大スターであり、終生を鎌倉で過ごし、平成27年(2015年)に95歳で亡くなった原節子さんの、貴重なポートレートや渡欧時の写真アルバムや特別映像が展覧され、、原節子出演の名作13本が上映されます。
裏駅のテアトル鎌倉は亡くなって久しく、旧鎌から映画館が消えたと思っている人いませんか? 確かにロードショーはありませんが、窟小路の鎌倉市川喜多映画記念館では、今回のような充実した展覧や上映を行っています。※詳しくは名前をクリック
上映映画
期間中は原節子出演の名作13本が上映されます。天才、山中貞雄監督の『河内山宗俊』、小津安二郎監督の『東京物語』、『秋日和』、『晩春』、『麦秋』、大ヒット作『青い山脈』、世界中で評価の高い成瀬巳喜男監督の『山の音』、『めし』など魅力的な作品がずらり。川喜多映画記念館のある窟小路は比較的人通りが少なく、落ち着いています。記念館の板塀も川喜多邸の時代から美しく、大切にしたい映画前後の気分は抜群によいです。鎌倉駅からの道筋は、賑やかで近いのは小町通り。筆者なら静かにいきたいので、ちょっと遠回り、裏駅から今小路を歩いて寿福寺前から窟小路に入るか、または裏道を使います。
詳しい上映スケジュールはこちら → http://www.kamakura-kawakita.org/film/plan/
原節子と川喜多長政
川喜多映画記念館はその名のとおり、東宝東和の創設者である川喜多長政さんにゆかりの記念館であり、同氏の邸宅跡に建てられました。もちろん原節子さんとも関係があります。初の日独合作映画となった『新しい土』(1937年)を企画制作したのが川喜多長政さんでした。また、川喜多長政さんは、現在川喜多映画記念館となっている場所に邸宅を持っており、原節子さんも鎌倉に住んでいましたから、何がしかの関わりがあってもおかしくはありません。
こつ然とした引退、鎌倉での隠遁生活、生涯独身を貫く
小津安二郎監督や成瀬巳喜男監督の映画作品に出演し、映画界の大女優となった原節子さんは終生を鎌倉に過ごし、平成27年(2015年)9月15日、95歳で亡くなられました。映画黄金期における数々の大作に出演し、川喜多映画記念館の川喜多長政氏による初の日独合作映画『新しき土』にも主演しています。昭和38年(1963年)に小津安二郎監督が没するとこつ然と表舞台から姿を消し、以後は鎌倉で完全な隠遁生活を過ごされたといいます。