華の橋の桜
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華の橋の桜
かつての六浦道、報国寺門前の桜
報国寺門前、滑川にかかる花の橋の脇に大きな桜が2本あります。報国寺、浄妙寺参拝を彩ります。
エリア浄妙寺・十二所
住 所鎌倉市浄明寺2丁目
アクセス「鎌倉駅」よりバス「浄明寺」下車すぐ
報国寺門前、滑川にかかる花の橋の脇に大きな桜が2本あります。報国寺、浄妙寺参拝を彩ります。
神奈川県鎌倉市浄明寺2丁目
この橋の奥に旧華頂宮邸があります。この屋敷が建てられる時に、現在のような近代的な橋が掛けられました。『鎌倉市文化財資料 第7集 としよりのはなし』によると、華の橋のあたりには橋はなく、川に飛石が置かれてこれを渡ったそうです。いまの県道ももっと低く、華頂宮が奥に別荘を建てたときにできた橋だから華頂宮の華をとって華の橋というようになったそうです。
金沢街道沿い、報国寺前信号にある華の橋のたもとに大きな桜が2本あります。現在は舗装されたとはいえかつて要港六浦港と鎌倉を結び、鎌倉を支えた要道六浦道(現在の金沢街道)、滑川、古刹の門前と鎌倉らしさのあるちょっとした桜スポットです。
浄明寺に育った筆者にとっては懐かしい気分になる桜です。花の橋から滑川に降りられるようになっていて、学校帰りに川に入ったりして泳いでいる鯉を追いかけたりして遊んだものです。先日川に降りる階段をみてみると鎖がかかっていたので、現在は降りられないのかもしれません。水は昔よりいまの方がきれいな気がします。