八田知家
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八田知家
(はった ともいえ 1142-1218)
義朝から実朝まで源氏4代に仕える
源義朝の10男とも宇都宮宗綱の4男ともいわれる。保元の乱において義朝とともに戦い、頼朝挙兵にも当初から参じた。平氏追討軍に従軍し、奥州合戦では千葉常胤とともに東海道軍の大将軍を務めている。頼朝没後も活躍し、頼家の専制を抑えるために北条氏主導で行われた十三人の合議制でも名を連ねている。承久の乱でも北条義時とともに鎌倉の治安維持にあたったといわれている。義朝、頼朝、頼家、実朝と4代に渡る源氏の有り様を近くに見た人物だった。