左可井
目 次
左可井
(さかい)
落ち着いたお店で穴子丼
犬懸橋を挟んで杉本寺の向かい、穴子丼、玉子焼、雲水うどんの美味しいお店です。
エリア浄明寺・十二所
住 所鎌倉市浄明寺2-1-31
TEL0467-24-7759
営業時間11:30~15:00
定休日火、第1・3水
席 数約30席
参考メニュー穴子丼(吸物・玉子焼付き) 1,400円、そうめんセットA(穴子丼・小、小鉢、玉子焼付き)1,550円
アクセスJR・江ノ電「鎌倉駅」より京急バスにて「杉本観音」下車徒歩すぐ、もしくは鎌倉駅より徒歩25分
鎌倉らしい場所で、新鮮な穴子丼
「左可井」は穴子丼、玉子焼、そうめん、雲水うどんのお店で、限定でマグロ丼などが出されます。看板は穴子丼と玉子焼。穴子丼は国産の新鮮な穴子を素早く捌き、関東らしいツメをかけたもので、吸物と玉子焼、新香がついて税込1,400円。たいていビールか日本酒も飲みますから、あわせて2,000円程度。
いい香りのする新鮮な穴子を、落ち着いた店内で食べられていつも満足しています。おそらく卸で仕入れてすぐ捌いているのではないかと想像します。玉子焼も穴子丼にちょうどよい味付けで見た目もきれい。新香も爽やかです。
「左可井」は杉本寺のすぐそばにあります。天平6年(734年)創建、鎌倉最古の寺である杉本寺は坂東三十三箇所第一番、第二番は養老5年(721年)創建の岩殿寺。岩殿寺は現在の逗子市久木にあり、源頼朝も杉本寺から衣張山を越え岩殿寺に参ったことが記録されています。その道は現在では衣張山巡礼古道といい、報国寺を抜けていくルートですから、杉本寺参拝を終えた頼朝公は右に「左可井」のあたりをみつつ、六浦道(現在の金沢街道)を進んだのでしょう。
「左可井」のある犬懸橋のまわりは、筆者が子供の頃からあまり変わっておらず、静けさを保っています。橋を越えて左に折れる滑川も雰囲気があってついつい犬懸橋で立ち止まってしまいます。「左可井」が出来たのは社会人になってしばらく経った頃と記憶しているので、平成12年(2000年)くらいでしょう。穴子をメインにすべて丁寧につくられていて、今まで支持されているのがわかります。
一軒家を改装した店内は、10人は掛けられるであろう逞しい(たぶん)一枚板の大きなテープル、小上がりに4人掛けが4つ。中庭を眺めつつ食べられます。
江戸前穴子の産地は鎌倉から朝比奈切通しを抜けて東京湾に出たあたり。横浜港の生麦・子安地区、柴漁港、金沢漁港、横須賀の新安浦港です。この地域は鎌倉時代の鎌倉市街を支えた港でもありますから、当時の鎌倉の住人たちも美味しい穴子を食べていたのではないでしょうか。想像が膨らみます。一年中食べられるとはいえ、穴子の旬は基本として夏(6月〜8月)。暑い夏の美味しい穴子丼は鎌倉散歩にうってつけの昼食です。
品書き(平成30年9月某日のもの) ※全て税込
〈食事〉
穴子丼(吸物・玉子焼) 1,400円
穴子丼セット(汁椀・小鉢・玉子焼) 1,550円
※大盛りは200円増
そうめんセットA(穴子丼/小・小鉢・玉子焼) 1,500円
そうめんセットB(穴子丼/小・そうめん/大・小鉢・玉子焼) 1,700円
そうめんセットC(穴子丼/大・小鉢・玉子焼) 2,100円
穴子押し寿司(吸物・玉子焼) 1,550円
穴子押し寿司セット(汁椀・小鉢・玉子焼) 1,650円
・まぐろ(限定)
まぐろ漬丼(吸物・玉子焼) 1,400円
まぐろ漬丼セット(汁椀・小鉢・玉子焼) 1,500円
雲水うどん(温泉玉子・きんぴら・青菜・サーモン等) 1,100円
雲水うどんセットB(穴子丼/小 付き) 1,600円
雲水うどんセットC(マグロ漬丼/小 付き) 1,600円
本日のおすすめ品(限定7食)
当店特製 サンマの酢の物 700円
〈お飲み物〉
・ビール
鎌倉ビール(月・330ml) 800円
麒麟(中瓶) 650円
・日本酒(奥能登・宗玄酒造)
宗玄・上撰(一合) 600円
宗玄・原酒(一合) 800円
宗玄・冷酒生(300ml) 1,100円
・焼酎
ウーロン杯 550円
・ジュース類
ウーロン茶 300円
ジュース 300円
コーラ 300円
キリン・フリー 350円
〈おみやげ〉
穴子弁当 1,400円
穴子押し寿司 1,450円
玉子焼(半切) 600円
玉子焼 1,100円
左可井のうどん 500円(無添加・つゆ付 二人分パック入り)