呼子坂
目 次
呼子坂
よぶこざか
富士川合戦の史跡
この近くに陣を敷いた頼朝勢はこの坂から呼子で軍勢を集めたと伝わります。
エリアその他
住 所静岡県富士市宇東川西町5-22
源平合戦、初の源平直接対決
治承4年(1180年)源平合戦初の本隊同士の激突、富士川の合戦に際して、源頼朝率いる源氏勢がこの付近に陣を敷き、この坂から呼子を吹いて軍勢を集めたことから「呼子坂」と名付けられた史跡。“よぶこざか”、とても響きの良い名です。
住宅街によくある平凡な坂です。小さめの石碑があるのでかろうじて場所を知ることができます。興味のない人にとっては、気にもとめない普通の坂。その坂を当時を想像してぶつぶつと呟き、興奮しながら上ります。傍から見ると不気味かもしれませんが、本人としては、史跡巡礼の醍醐味という感じです。
富士川の合戦について、詳しくは下記リンクから、「平家越」のページをご覧下さい。
富士川の合戦についてはこちら→「平家越」のページへ
呼子坂を上ると、浄土宗の清岩寺というお寺さんがありました。お寺のある場所が台地になっていて周囲を見渡せました。この辺りに数万の鎌倉勢を指揮する源頼朝の陣があったのでしょうか? 想像の中で視界に入る近代建築を消してみたものの、多すぎて消しきれません。
昔は、想像力で楽しむ史跡巡礼は「絶対に独りに限る」と思っていましたが、男四十も後半になって独身でいると、すっかり気弱になって、史跡巡りをされているご夫婦を見て、羨ましいと思うようになりました。
皆さんはどんな史跡巡礼をされているのでしょうか。おしどり夫婦で史跡巡礼しながら旅館に泊まったり、野山でテントを張ってアウトドアも楽しんだりなんて旅ができたら最高ですね。
すっかり話がそれてしまいました。この呼子坂を含め、静岡の富士川周辺には、平家越(富士川の戦い古戦場)、鎧ヶ淵、横割八幡宮、日吉神社、和田義盛神社など、富士川合戦ゆかりの史跡が点在しています。記事をアップ次第、上記名称に順次リンクを追加していきたいと思います。