立彼岸(タチヒガン)
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立彼岸(タチヒガン)
(たちひがん)
彼岸桜ともいわれるタチヒガンはエドヒガン(江戸彼岸)の別名。桜より若干早く咲きます。鎌倉では浄智寺のタチヒガンにつきるという感じです。
開花時期3月末〜4月上旬
主な見所浄智寺
鎌倉の彼岸桜といえば浄智寺のタチヒガン。ソメイヨシノより1週間から10日ほど早く咲きますから、3月20日を過ぎたら開花を心待ちにするといった感じです。
浄智寺のタチヒガンは受付の背後に2株あり、高さは20m、樹齢は120年程といわれています。鎌倉市が指定した天然記念物32件のうちのひとつであり、昭和47年に指定されました。神奈川の名木100選にも選ばれています。
彼岸桜といわれるタチヒガンはエドヒガン(江戸彼岸)の別称。日本原産、バラ科サクラ属の落葉高木であり桜の野生種の一つ。本州、四国、九州に分布しており、樹高は15m〜25m。彼岸ころに花を咲かせることから名付けられました。花をたくさん咲かせるため母種として人気があり、ソメイヨシノの片親でもあります。
ヤマザクラのように桜の種の中でも大変長寿として知られます。山梨県にあるヤマトタケルが東征の時に植えたと伝わる樹齢2000年のエドヒガン「山高神代桜」や、岐阜県にある樹齢1500年を超えるエドヒガン「淡墨桜」など名高い巨木老木が多くあります。ちなみに、神代桜には「鎌倉」に関係するエピソードがあります。鎌倉時代に当地を訪れた日蓮は弱っている山高新代桜をみかねて、祈祷を行い蘇らせたという伝説です。
浄智寺は唐門脇の枝垂桜や本堂前の桜も見事であり、さらに背後の山々に咲く山桜も見所です。