鎌倉十井
鎌倉は水があまり良くなかったため良質の井戸が大切にされたとか。そして水の良さだけでなく様々な伝説が行き交うところが鎌倉十井の魅力です。
泉ノ井 浄光明寺の少し先にあり、今でもきれいな水が湧き出ています。
甘露ノ井 浄智寺山門の前にあり風情良し。井戸の水は池となり鯉が泳ぎます。
鉄ノ井 かつてあった新清水寺の本尊が江戸時代にこの井戸から掘り出されました。
底脱ノ井 安達泰盛の娘がこの井戸で水を組むと水桶の底が脱け、解脱を得ました。
銚子ノ井 名越坂にあり、井戸枠の端がお銚子の口に似ていたことから。
瓶ノ井 明月院境内にある現役に井戸。内部が水瓶のように見えることが名の由来。
星月ノ井 天平年間、行基菩薩が井戸の底に虚空蔵菩薩の姿を見た伝説の井戸。
六角ノ井 伝説の武人、源為朝が伊豆大島から放った矢により水が湧き出たという。