常立寺
目 次
常立寺
(じょうりつじ)
龍口寺輪番八カ寺の一つ。元使塚にはモンゴル要人が参拝
藤沢市の片瀬にある日蓮宗の寺院。モンゴル要人が訪れる元使塚があります。
エリア藤沢・江ノ島
住 所神奈川県藤沢市片瀬3-3-14-3
創 建–
アクセス江ノ電「江ノ島駅」、湘南モノレール「湘南江ノ島駅」もしくは「目白山下駅」」下車、徒歩5分。小田急「片瀬江ノ島駅」下車、徒歩10分
〒251-0032 神奈川県藤沢市片瀬3丁目3−14−3 常立寺
龍口寺輪番八カ寺の一つ
江ノ島詣の旧参道にあり、山を挟んで龍口寺、本蓮寺と隣接し、本蓮寺とは裏の墓地から行き来できます。とても落ち着いた境内には有名な枝垂梅があり、季節には多くの参拝客が訪れます。日蓮が処刑寸前となった龍ノ口法難の舞台、住職不在であった龍口寺を1337年(延元2年)から1886年(明治19年)まで550年に渡り守った龍口寺輪番八カ寺の一つです。
龍ノ口法難でもわかるように、龍ノ口には鎌倉時代刑場があり、そこで処刑された罪人を弔うために建てられた真言宗の寺院です。その後、1532年(享禄5年)に日蓮宗へと改宗されました。
元使塚
最初の元寇である文永の役において元の軍勢を退けた日本に対して、元はその翌年服従を求める国書を送ります。時の執権、北条時宗はその使者であった杜世忠ら5名を龍ノ口刑場において処刑します。そしてその墓である五輪塔が常立寺に設置されました。現在の元使塚は1925年(大正15年)に建てられました。
元使塚にはモンゴルでは英雄を意味する色である青色の布が巻かれています。これは藤沢巡業が行われた際にこの塚を訪れたモンゴル出身の力士らが巻いたものです。他にもモンゴル大統領などが参拝しています。