千葉常胤
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千葉常胤
(ちば つねたね 1118-1201)
保元の乱以来の重鎮
千葉常重の子。桓武平氏千葉氏当主。頼朝の父義朝とともに保元の乱を戦う。源頼信が常胤の先祖である平忠常の乱(1028年)を平定し坂東の平氏を膝下にまとめて以来の源氏との関係。平治の乱に敗れた頼朝の父義朝の大叔父義隆の子、源頼隆が流人として送られてくると密かに育てた。頼朝が挙兵すると石橋山の戦いの後合流。頼朝は「今日より司馬(常胤)は父である」と喜んだ。平氏追討では範頼軍の奉行、奥州征伐では八田知家とともに東海道の将軍を務めるなど多くの戦いにおいて要職を務め功を挙げた。朝廷に乞われ頼朝により派遣された洛中警護でも重鎮らしい手際を見せた。1201年(建仁元年)84歳の長寿を全うした。