旧華頂宮邸
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旧華頂宮邸
(きゅうかちょうのみやてい)
華頂宮が残した戦前の洋館
保存状態も良好
伏見宮博恭王の3男、華頂博信侯爵の邸宅として建てられた洋館です。1996年に鎌倉市が取得し、庭園として通常は外観のみ公開しています。
エリア浄明寺・十二所
住 所鎌倉市浄明寺2
TEL0467-61-3477(鎌倉市役所まちづくり景観部都市景観課)
開 館(通常庭園のみ/随時建物公開)10:00~16:00(10月~3月は15:00まで)
休 み月・火(祝祭日の場合は開園し、翌平日)、年末年始 ほか
関連HPhttp://www.city.kamakura.kanagawa.jp/keikan/k-index1.html
アクセス鎌倉駅よりバス「浄明寺」下車徒歩5分
神奈川県鎌倉市
報国寺の少し先の静かな谷戸の中にあります。1929年(昭和4年)に建てられた古典的なハーフティンバースタイルの趣ある洋館です。木造3階建て、敷地は4,500平米、建物の延べ床面積は578平米、屋根は銅板葺きで、外壁は木骨モルタル塗りです。建物の中に入れるのは特別公開の時だけですが、庭園は10時〜16時まで(10月〜3月は10時〜15時まで)入ることが出来ます。
県内にある戦前の洋風建築としては鎌倉文学館とともに最大規模の建築物です。鎌倉文学館は内外装をとても丁寧に残しているものの基礎部分をかなり改築していますが、この華頂宮邸はほぼ当時のまま残されています。
内部は戦前の洋館そのものといっていい魅力的な空間となっています。玄関ホールの小ヴォールドと呼ばれる天井や洋室にあるマントルピースなど珍しいものもそのまま残っており、定期的に訪れる建物内見学の際にはぜひ訪れたい場所です。
同じ敷地には旧松崎邸和館が東京の上大崎から移築されています。鎌倉の四季とともに和洋の趣ある建物を堪能することができます。
同じ敷地には旧松崎邸和館が東京の上大崎から移築されています。鎌倉の四季とともに和洋の趣ある建物を堪能することができます。特に秋の紅葉は誠に美しく、和洋双方建物とともに紅葉を眺めることができる鎌倉でも珍しい場所です。
中井貴一、小泉今日子が出演したテレビドラマ『最後からニ番目の恋』2012年秋の特別編に登場しています。萬田久子扮する小説家の自宅という設定でした。