諸葛菜(ショカッサイ)
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諸葛菜(ショカッサイ)
(しょかっさい)
寺社やハイキングコースに多くみられる諸葛菜。梅が終わった春の季節に薄紫の花を咲かせます。
アブラナ科の植物。寺社の境内やハイキングコースなどにも群生しています。高さは20〜50cm程になり、3月下旬〜4月中旬に薄紫色の花を咲かせます。ショカッサイ、ハナダイコン、オオアラセイトウなどといわれます。鎌倉では諸葛菜(ショカッサイ)と呼ばれることが多いようです。
中国から輸入された園芸種が半ば野生化しました。1894年に初めて記録があり1939年から各地に広がり、現在ではほぼ日本全土にみられます。すっかり日本の寺社などに根付いていますが、意外に最近入ってきた花なのです。
観賞用の他に油の採取にも利用され、絶滅寸前だったスジグロシロチョウが好んだため、その生息域拡大に貢献したそうです。