〈鎌倉十橋〉十王堂橋
目 次
〈鎌倉十橋〉十王堂橋
(〈かまくらじっきょう〉じゅうおうどうばし)
鎌倉十橋、唯一の北鎌倉エリア
北鎌倉駅の近くにある十王堂橋。かつてこのあたりに十王堂があったことから名付けられました。
エリア北鎌倉
住 所鎌倉市山ノ内753付近
アクセス「北鎌倉駅」下車、徒歩2分
北鎌倉駅の円覚寺と反対側にある出口から大船方面に少し歩いたところにあります。かつてこのあたりに薬師堂と十王堂があったことから名付けられました。現在はどちらもなくなり、本尊の閻魔像は円覚寺にあります。
北鎌倉駅の円覚寺と反対側にある出口から大船方面に少し歩いたところにあります。かつてこのあたりに薬師堂と十王堂があったことから名付けられました。現在はどちらもなくなり、本尊の閻魔像は円覚寺にあります。
江戸時代の中期以降になって鎌倉は観光地として賑わうようになりました。それに伴って「七切通し」「五名水」などと名数によって名付けられることが増えました。その中のひとつが「鎌倉十橋」です。じっきょうと読みます。
現在の十橋はほとんどが何の変哲もないコンクリートの橋です。川が暗渠(あんきょ)となり形だけ残るものもあります。しかしながら、それぞれの橋には鎌倉の歴史や逸話が含まれています。それを少しでも知っておけば、鎌倉散策にあと少しの楽しみがプラスされることでしょう。
十橋の多くは鎌倉を代表する河川である滑川に架かっています。滑川は朝比奈峠を源流として十二所、浄明寺と下り、大御堂橋の上流で二階堂川と合流し、名越川、扇ガ谷川、などの小さな川を併せ、由比ケ浜に注ぐ全長約5.5kmの河川です。
地域ごとに別名で呼ばれることもあったようです。上流の胡桃川、大御堂橋の近く文覚上人屋敷跡の辺りを座禅川、本覚寺の夷堂では夷堂川、さらに下って墨売川、閻魔川などでした。
鎌倉十橋(じっきょう)は以下のとおりです。
〈鎌倉十橋〉
- 夷堂橋(えびすどうばし)
- 歌ノ橋(うたのはし)
- 逆川橋(さかがわばし)
- 筋替橋(すじかえばし)
- 裁許橋(さいきょばし)
- 十王堂橋(じゅうおうどうばし)
- 勝ノ橋(かつのはし)
- 針麿橋(はりすりばし)
- 琵琶橋(びわばし)
- 乱橋(みだればし)