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〈桜〉鎌倉 桜見物 北鎌倉、鶴岡八幡宮
建長寺、鶴岡八幡宮、段葛、鎌倉見物の定番ルート
北鎌倉から巨福呂坂を越えて鶴岡八幡宮を参拝、小町通りをぶらぶらして鎌倉駅へというのはよく登場す王道ルートですが、ここでは桜見物のために小町通りではなく、鶴岡八幡宮の後、宝戒寺〜段葛を歩きます。
- 見所
- 建長寺(桜)、建長寺(基本情報)、鶴岡八幡宮(桜)、鶴岡八幡宮(基本情報)、段葛(桜)、宝戒寺
- 道々の名所/寄り道処
- 光泉、円覚寺、明月院、東慶寺、浄智寺、鎌倉市川喜多映画記念館、鉄ノ井、衣食住Meri Hari、sous la neige
- 順路
- 北鎌倉駅~建長寺~鶴岡八幡宮~宝戒寺~段葛〜鎌倉駅
- 各見所間の距離と所要時間(徒歩/グーグルマップによる)
- 北鎌倉駅~建長寺:1.1km/13分
建長寺~鶴岡八幡宮:1.1km/13分
鶴岡八幡宮~宝戒寺:400m/5分
宝戒寺~段葛(鶴岡八幡宮三ノ鳥居):250m/3分
段葛(鶴岡八幡宮三ノ鳥居)~鎌倉駅:800m/10分
※各見所の詳細はそれぞれの記事をご覧ください。
北鎌倉駅〜建長寺
北鎌倉駅から最初の名所、建長寺に向かうには北鎌倉駅のどちらの口を出ても大丈夫です。お昼はお弁当でもという方は上りホーム側の出口すぐにあるいなり寿司の「光泉」で買うのはおすすめです。※詳しくは店名をクリックしてください。
北鎌倉駅から建長寺に歩く道沿い、鎌倉駅に向かって線路の左側の道には円覚寺や明月院があり、線路右側の道には東慶寺、浄智寺があります。体力に余裕のある方は寄ってみてください。建長寺は門を入るとすぐに三門を背景にした鎌倉を代表する桜があります。
鎌倉五山第一位の建長寺は広大な敷地にいくつもの御堂が建つ大寺院です。手前は国道沿いから奥は天園ハイキングコースに繋がる山まで広がっています。陽気の良い春の見物ですからゆっくり奥まで参拝してみてください。
鶴岡八幡宮にいく前におすすめの寄り道処があります。鶴岡八幡宮の近くにある鎌倉市川喜多映画記念館です。東宝東和の創始者、川喜多長政さんの鎌倉邸跡に建てられた充実の映画記念館であり、庭内の桜は名物ともいえる見事なものです。
建長寺〜鶴岡八幡宮
建長寺から鶴岡八幡宮へは巨福呂坂を越えていきます。歩道が狭いので人通りが多いと少し歩き難いかもしれません。建長寺前にバス停がありますが、バスに乗る程の距離でもないように思います。
鶴岡八幡宮は鎌倉を代表する桜の名所です。源氏池とそこに浮かぶようにある旗上弁財天のあたりは大島やソメイヨシノの大木がたくさんあります。桜の花が落ちる頃にいくと、源氏池の水面を桜の花びらが埋め尽くします。
2013年は源平池を工事しており残念な風景でしたが、2014年の桜からは元通りの水面を這うような見事な桜が見られます。拝殿へと向かう途中にもいくつか桜が咲いていますので、お見逃しなく。
鶴岡八幡宮〜宝戒寺
鶴岡八幡宮を出て宝戒寺に向かうとき普通に横大路をいくのではなく、少し遠回りして桜を見ましょう。参拝を済ませ、舞殿を過ぎて少し歩くと流鏑馬の馬場となる道が横切ります。ここを左に曲がります。鳥居を出ると道の左手に大きな桜が咲いています。横浜国立大学附属鎌倉小学校の校庭に咲いているものです。
突き当たったところを右折し、国道を鎌倉駅方面に少し戻ると左手に宝戒寺の桜並木が見えます。萩寺として名高い宝戒寺は梅や桜の名所でもあります。門前の並木は手前が桜、奥が梅になっています。
鎌倉に二つしかない天台宗の古刹の一つ(もう一つは鎌倉最古の仏地である杉本寺)である宝戒寺は、後醍醐天皇が北条一族の菩提を弔うために足利尊氏に命じて建立された寺院です。
本堂内の御本尊や諸仏には間近にて手を合わせることができます。しかし、本堂内は取材であれなんであれ撮影禁止。これはとてもよいことだといつも感服します。昔と同じように巡礼に訪れた人だけが参拝することができるのが本来の姿だと思います。
宝戒寺〜段葛〜鎌倉駅
段葛の桜並木は鶴岡八幡宮前の三ノ鳥居から警察署前のニノ鳥居まで続きます。源頼朝が鎌倉入りして以来、市中の発展に伴って若宮大路に水が流れ込むようになりました。北条政子が嫡男頼家を懐妊するとその祝いと安産祈願を兼ねて段葛を造成したといわれています。
桜並木を抜けてニノ鳥居に出たら鎌倉駅への道は2つです。若宮大路沿いを駅前交差点まで歩いて右折するか、ニノ鳥居から小町通りを抜けていくかです。