2005年にオープンした「衣・食・住 Meri Hari」は、“衣食住にメリハリを”というコンセプトが鎌倉らしさの中に表現されているお店。店主の水野さんが作家さんたちとの長年の付き合いの中から選りすぐった商品、豊富な海外在住の際に仕入れた商品などが店内に所狭しと並びます。
品揃えの中心は、作家ものの和食器、漆器、創作バッグ、帽子、織や染の作品です。洋のエッセンスが利いた焼き物などは特にセンスが光っています。
作家ものが多いため一品ものがほとんど。同じようなものでも人が手でつくったものはひとつひとつが別ものですから、ここでしか買えないものがたくさんある、といえます。
鶴岡八幡宮三ノ鳥居前を通る横大路を少し下れば宝戒寺の手前にお店はあります。メインストリートに近いのにとても静かな不思議な場所は、お店の雰囲気とよくあっています。
何十年たっても、「これ、鎌倉のあのお店で買ったんだよな」と愛着を持って思い出せるような買い物ができるお店。何気なく置いてあるお菓子などもとても美味しいものばかり。一度訪れると、また行きたくなります。
Meri Hariのクリスマス。毎年11月半ばから12月25日まで店内はクリスマスグッズにおおわれます。店主の水野さんが旅行に行った先で、住んでいた国で少しずつ仕入れて来たものを並べていくそうです。
店内は外観の感じよりも広く、奥行きがあります。
奥のスペース。棚の中にも魅力的な商品がたくさん入っています。ぜひ覗いてみてください。
横浜在住、川口淳さんの作品。コーヒーカップ(小)12,600円、(大)17,640円、バターケース31,500円、コーヒーサーバー31,500円(上)、42,840円(下)、飯碗21,400円。
ケーキキャンドルが知られている倉田由美子さんがつくる「亜加梨のあかり」。本物以上に美味しそう。4,320円。
ケーキキャンドルが知られている倉田由美子さんがつくる「亜加梨のあかり」。本物以上に美味しそう。4,860円。
「亜加梨のあかり」のキャンドル。1,296円。
「亜加梨のあかり」のケーキキャンドル。19,980円。
Gienの器。28,000円。
逗子在住の陶芸家、川崎忠夫さんの作品(磁器)。手前の浅鉢(直径23.5cm)、31,500円。奥のお皿(直径16cm)7,350円、(直径20cm)10,500円。一枚一枚花の絵が違います。
竹田安嵯代 作、創作バッグ、38,000円~68,000円。型紙なしでつくる世界で一つだけのバッグです。オブジェのようでありながら身体にフィットする機能性があります。素材は革、染布、酒袋、絹帯地など。
竹田安嵯代 作、酒袋と帯地を使ったバッグ(手さげタイプ)、62,000円。
竹田安嵯代 作、酒袋と帯地を使ったバッグ(ショルダータイプ)、36,750円。
棚の中にも商品がいっぱい。
京都在住、藤平寧(やすし)さんの作品、47,250円。藤平さんの作品は釉(うわぐすり)の流れが何ともいえない味を出しています。
逗子在住、川崎忠夫さんの磁器の蓋もの、31,500円。
京都在住、藤平寧(やすし)さんの飯碗、7,350円。夏の抹茶碗に見立てで使う方もいるそうです。後ろに写っているガラスの花器はパート・ド・ヴェールの作家、飯塚亜裕子さんの作品、63,000円。ドームやガレの技法でつくります。
山中湖に近い忍野村在住、松田百合子さんのぐい呑、29,400円(左)、31,500円(右)。松田さんの作品はこの他にもたくさんあります。どこか元気を与えてくれるような器です。
山中湖に近い忍野村在住、松田百合子さんのゴブレット、21,000円。
信楽在住の作家、奥田美恵子さんの青の香炉、73,500円。ピンクのストライプはガラス作家、高梨良子さんの香炉、8,400円。松ぼっくりのキャンドル、500円。
漆器作家、川添日記さんの茶托、小皿など。牡丹のしずく皿、5枚一組49,350円。2.5寸の茶托、5枚一組42,000円 他。ばら売りも応じてくれます。
楽茶碗の作家、直木美佐さんの抹茶碗、26万円。
急須作家、山本広己さんの小さな急須、(左手前)63,000円、(奥)42,000円。ともに手で穴をあけて作った茶こしの部分が特に見事です。
急須作家、山本広己さんの急須、84,000円。紅茶にも使えます。
高野山在住の作家、沖康史さんの蓋もの、31,500円。下の台にしているのは漆器作家、泉泰代さんの蕎麦の器(栗の木の一枚板からつくったもの)、84,000円。
漆器作家、泉泰代さんの蓋もの、52,500円。福寿草と笹の葉の蒔絵が施されています。
漆器作家、大蔵達雄さんの焼酎杯、18,900円。この他、外側黒漆のものもあります。熱いスープやお茶を飲むときにも使えます。
漆器作家、泉泰代さんの硯箱(蒔絵つき)、189,000円。一枚板から掘り出して蓋ものをつくるのは高度な技術を持った作家さんならではの技です。小さな水滴も見事。
斉藤真知子さんのかたつむりメジャー、1,575円。海外へのお土産としても喜ばれています。
orylagという品種改良された高級なウサギの毛皮でできた犬たち、各88,000円。とてもきめ細かな感触は触ると癒されます。
陶人形作家、ささきようこ作の馬頭観音、9,450円。
陶人形作家、ささきようこ作の小犬たち、一匹6,300円。
平成24年(2012年)に亡くなられた鎌倉生まれ/在住の日本画家、小泉淳作さんの銅版画、ほてい草、84,000円(額代込み)。建長寺の天井画が有名です。最後は十二所にお住まいでした。Meri Hariでは存命中に何点か分けていただいており、他にも図版があるとのこと。
フランスプロヴァンスのサントン人形、朝食、18万円。プロヴァンスの片田舎でハンドメイドされるサントン人形は欲しくても簡単には手に入りません。Meri Hariにはこれがあちこちに。日本でこれだけ数があるのはここぐらい。
食器がならぶ鏡の棚もサントン人形があるといきいきとしてきます。
フランスプロヴァンスのサントン人形、銅器をみがく女性、14万円。
フランスプロヴァンスのサントン人形、料理人、12万円。
ラスベガスで仕入れたヴェネチア製の蓋もの、8,400円。
京都在住のテキスタイルアート作家、上田恭子さんのタピストリー、28万円。透け感のある絹紗を使った大作です。
京都在住のテキスタイルアート作家、上田恭子さんのスカーフ(絹紗、大判)、48,000円。
左)Bottega Venetaの財布、58,000円。右)Bottega Venetaのポーチ、84,000円。この他にもバーニーズニューヨークの財布(8,400円)が何点かあります。クリスマスギフトにはぴったりです。
Bottega Venetaのレザージャケット(メンズ)、23万円。セール品ですが、左腕の一部に傷があるため価格はさらに相談に応じてくれるとのこと。絹紗のスカーフ(18,900円)は京都在住のテキスタイルアート作家、上田恭子さんのもの。
北鎌倉在住の帽子作家、相澤路子さんの帽子(黒・フェルト)、24,000円。
竹田安嵯代 作、酒袋と帯地を使ったバッグ(大きなサイズ)、68,250円。バッグにのっている手染めのコサージュは吉田明美作、18,000円。
Meri Hariおすすめの食材いろいろ。上段)修善寺在住、久城紀美子さんの果実煮、各種1,575円。長野県東御市在住、山本麗子さんのジャム(Sweet Heart)、各種1,260円。料理教室の生徒さんだけにわけているものを特別に送ってもらっているそうです。下段)天橋立、竹中缶詰のオイルサーディン 他。
松本大久保醸造店の梅しょうゆやノーベル賞授賞式の後の晩餐会に使われたオリーブオイル、Dauroなど、選りすぐりの食材が並べられています。
オープン時からクリスマスシーズンに登場するふくよかなサンタ。お店の前を通る人たちの目をひく人気者です。
Meri Hariの外観。鶴岡八幡宮三ノ鳥居前を横切る横大路沿いにあります。