妙典寺
目 次
妙典寺
(みょうでんじ)
天目が創建したお寺さん。腰越六寺のひとつ
腰越六寺として日蓮宗の聖地・龍口を支えた妙典寺。創建の天目は同じ鎌倉の本興寺も創建しました。
エリア長谷・腰越
住 所鎌倉市腰越2-20-5
宗 派日蓮宗
本 尊三宝祖師
創 建1313年
開 基天目
日蓮上人が仏法の力によって処刑を免れたといわれる聖地・龍口刑場を護持するために建てられた腰越六寺のひとつです。龍口刑場の地は江戸時代に入り1601年、島村采女が土地を寄進し本格的な寺院、龍口寺となりました。
龍口寺には選任住職は置かれず、腰越六寺が輪番で維持しました。後に藤沢市片瀬のふたつの寺院を追加し龍口寺輪番八ヶ寺となり明治19年(1886年)、龍口寺に住職が置かれるまでこの制度が続きました。
この龍口寺輪番八ヶ寺のひとつが妙典寺です。創建は鎌倉時代の日蓮宗の僧で、日蓮から直接曼荼羅を授与された天目。天目は同じ鎌倉の本興寺、品川の妙国寺、佐野の妙顕寺などを創建しました。
本堂前には仏法を護り飯食を豊かにし、福徳を給(たま)う大黒天像があります。