和田城址

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和田城址

(わだじょうし)

鎌倉の武の長官、初代侍所別当 和田義盛の本城跡。

三浦義明の孫、和田義盛は弓の達人として源頼朝挙兵以来数々の戦功を挙げ、鎌倉の武の長である侍所別当となりました。同時代、三浦の当主は義村、和田は義盛。義村は和田合戦において生き残るために義盛を裏切ります。もしこの時義盛と義村、三浦一族が団結していたら、今日の世は違った形になっていたかもしれません。

エリア三浦
住 所神奈川県三浦市初声町和田
アクセス京急「三崎口駅」よりバス「和田」下車、徒歩12分

和田城址。現在は石碑と看板が残るのみですが、周囲の自然はまだ残されており往時を偲ぶことができます。

和田城址。現在は石碑と看板が残るのみですが、周囲の自然はまだ残されており往時を偲ぶことができます。

三浦義明の子、杉本義宗を父とする和田義盛は父とともに鎌倉杉本城(杉本寺がある山の上部)に居住していましたが、父が死んだ16才のときにこの和田の地に移りました。義盛はこの地を拠点に活躍し多くの戦功を挙げました。「和田」交差点近くには屋敷跡とされている史跡もあります。

現在和田城は石碑が残るのみ。城の跡は残されていないものの、木戸脇、唐池、出口、赤羽根、矢作など城があった往時を伝える地名が残っています。海に近く、豊かな畑が広がる和田一帯は多くの農産物が収穫されます。現在でも畑が広がり自然の残る和田地域は豊かな三浦の和田を治めた義盛を偲ぶことができます。

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