寒さから開放されて、天気が良ければTシャツで歩けるゴールデンウィークは、散歩にも、ハイキング、サイクリングにも最適なシーズンです。
ゴールデンウィークにあわせるように鎌倉では遅めに開花する躑躅(ツツジ)、いくつもの寺社に藤棚がみられる藤(フジ)、豪華な牡丹(ボタン)、道々の空木(ウツギ)や著莪(シャガ)も新緑に白が映えます。
何をするにも過ごしやすい陽気ですから、古道・ハイキングコースを歩くのもおすすめです。レンタサイクルでお寺めぐりも気持ちよさそうです。
盛夏の煩さがない海岸も和みます。海岸近くにある光明寺などとあわせてのんびり歩いてみてください。
ゴールデンウィークの鎌倉でみられる主な花木と名所
躑躅(ツツジ)
藤(フジ)
牡丹(ボタン)
石楠花(シャクナゲ)
著莪(シャガ)
空木(ウツギ)
小手毬(コデマリ)
山吹(ヤマブキ)
古道・ハイキングコース
朝比奈切通し
名越切通し
大仏切通し
化粧坂切通し
古道・ハイキングコース
葛原岡・大仏ハイキングコース
天園ハイキングコース
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ゴールデンウィークの鎌倉、花木のフォトギャラリー
長谷寺、桜の季節にもう一つ楽しみにしているのがこの石楠花(シャクナゲ)。ツツジ科の常緑低木で本来深い山に自生しています。赤も鮮やかですが、白の石楠花は慎ましくて魅力的。
安養院の躑蠋(ツツジ)。門前だけでなく中にも咲いています。
仏行寺の躑蠋(ツツジ)。静かな笛田の山にある仏行寺は斜面一帯にツツジが咲く名所です。
安養院の躑蠋(ツツジ)。鎌倉におけるツツジの代名詞ともいえる安養院門前の風景。
海蔵寺梵鐘前のツツジ
鎌倉文学館の躑躅(ツツジ)。薔薇園の前に咲く、かなりの大木です。
鎌倉文学館の躑躅(ツツジ)。館の入口、新緑と大紫の鮮やかな色があいます。
浄妙寺の躑躅(ツツジ)。
浄妙寺の躑躅(ツツジ)。喜泉庵の入口あたり。
海蔵寺の著莪(シャガ)。門前にある底脱ノ井の傍らに咲いていました。
杉本寺の著莪(シャガ)。写真は本堂へと登る参道の途中、大倉弁財天の側にある弁天池のあたりに咲いていたものです。
鶴岡八幡宮、旗上弁財天の白藤(シロフジ)。
鶴岡八幡宮の藤。旗上弁財天の白藤(シロフジ)。
光則寺の藤。山門前に藤と白藤の藤棚があります。
別願寺の藤。
名越切通しの藤(フジ)。名越切通しの逗子側、大切岸から少し浄明寺方面に向かうと見えます。
神苑牡丹園。4月〜5月中旬、春の見頃を迎えた牡丹。印象深いのは雪化粧ですが、春の陽光とともに見るのもまた心地よいです。
神苑牡丹園。4月〜5月中旬、春の見頃を迎えた牡丹。印象深いのは雪化粧ですが、春の陽光とともに見るのもまた心地よいです。傘の花も映えます。
鶴岡八幡宮境内にある神苑牡丹園。元日から2月下旬が冬の見頃、春の見頃は4月〜5月中旬。
海蔵寺の山吹(ヤマブキ)。本堂左手、池と岩壁に挟まれた場所に咲いています。
海蔵寺の山吹(ヤマブキ)4月上旬〜5月まで鮮やかな山吹色の花が咲きます。
朝比奈切通しのウツギ(空木/卯木)。初夏の爽やかな緑に白い花弁が映えます。
海蔵寺門前の参道に流れる小川のウツギ(空木/卯木)。
古道とハイキングコースのフォトギャラリー
※写真キャプションの地図番号は詳細ページの地図に対応したものです。
中程にある名越切通しがもっとも狭隘になる場所、第一切通し。1.5m程しかなく、すれ違えないくらい狭いです。かつては3mほどあり、地震などにより徐々に狭くなったようです。
日蓮聖人が松葉ヶ谷法の草庵を焼き討ちされた際、鎌倉の松葉ヶ谷(現在の鎌倉市大町、安国論寺付近)から法性寺(現在の逗子市久木)まで避難したそうです。それが石に書かれています。
巨石が切通しの雰囲気を作ります。左手は台地、右手は法性寺方面。まっすぐ進むと大町方面です。
逗子の法性寺口を入り、大町方面ではなく右に進むと大切岸の上を歩けます。ちょっと迫力あります。
こちらも大町方面への道。
まんだら堂やぐら群。中世のやぐらが無数に集まります。火葬や墓所として使用されていました。平成13、14年度の逗子市による発掘調査により鎌倉時代の後半、13世紀末頃から平場の造成とやぐらの掘削が行われ、室町時代中期まで供養などが行われていたことがわかっています。現在は閉鎖されており時期により臨時公開されます。
随所に案内板があり、散策者を助けてくれます。
大切岸。防衛のためとも採石場ともいわれます。三方を山に囲まれ、鎌倉城ともいわれた要害の地を象徴する史跡です。
パノラマ台からの風景。由比ガ浜、稲村ケ崎、江之島を真っすぐにみます。
朝比奈切通し。熊野神社前のこの切り立った崖は切通しらしい風景。
朝比奈切通し。鎌倉市と横浜市の境あたりにある崖には仏様が掘られています。
朝比奈切通し。おそらく江戸時代あたりに設置されたであろう石像。道中の安全を祈ります。
きれいな水、水によって長い時間をかけて削られた岩肌が人を落ち着かせます。
鎌倉らしさを実感できる熊野神社入口。熊野神社については別ページにて紹介します。
媒体などで大仏切通しとして写真が掲載されるのはほとんどここです。
この辺りからいかにも切通しらしく岩肌が見えてきます。
看板の左手には火の見下やぐらがあります。
大仏切通し。火の見下のやぐら。
化粧坂切通し。短いながらも風情があります。2013年に崖崩れがあり心配されましたが、すぐに復旧されました。
〔地図⑤〕山道に入ると空気もぐっと清々しくなります。
〔地図⑫〕大平山頂上を過ぎるとすぐ古道の風情が戻ってきます。
正面の岩肌を登ると大平山の頂上です。
〔地図⑯〕百八やぐら群。山を囲むようにやぐらが掘られ、最大7段にもなります。鬼気迫る霊場です。
〔地図⑭〕コース中最も迫力のある切通し。
〔地図⑱〕まさに鎌倉の中心を一望です。
〔地図⑮〕覚園寺方面へと分かれる道標。ここから建長寺までは約2kmです。覚園寺までは約1.2km、瑞泉寺までは約3.1km。
〔地図⑥〕どんどんと山を登って行きます。