霊光寺
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霊光寺
(れいこうじ)
日蓮霊跡の地に時の海軍大将が創建
干ばつに苦しむ民衆を法力で救った日蓮。1271年、干ばつのため時の執権北条時宗に雨乞いを命じられた極楽寺の忍性は雨を降らせることができず、かわって日蓮がこの地に立って「南無妙法蓮華経」と唱えると雨に恵まれたといいます。
エリア長谷・腰越
住 所鎌倉市七里ケ浜1-14-5
宗 派日蓮宗
本 尊日蓮聖人
創 建明治末
開 基上村彦之丞(大日本帝国海軍大将)
文化財日蓮雨乞いの池
アクセス江ノ電「七里ケ浜駅」下車、徒歩8分
干ばつに苦しむ民衆を法力で救ったという日蓮雨乞い伝説のある霊光寺。1271年、干ばつのため時の執権北条時宗に雨乞いを命じられた極楽寺の忍性は雨を降らせることができず、かわって日蓮がこの地に立って「南無妙法蓮華経」と唱えると雨に恵まれたといいます。
神奈川県鎌倉市七里ガ浜1丁目14−5
七里ケ浜から行合川を遡って山を上がっていくと霊光寺はあります。明治の末にこの地から1735年(享保20年)に造られ日蓮大菩薩雨乞いの地と書かれた石塔が出土したことから開かれました。
これを聞いた大日本帝国海軍大将の上村彦之丞(1849-1916)が創建しました。上村彦之丞は日清、日露戦争で数々の軍功を挙げ、戦後は横須賀鎮守府司令長官、第一艦隊司令長官を務めました。
日蓮雨乞い伝説は、日蓮の法力を示す伝説のひとつ。干ばつに苦しんだ1271年、時の執権北条時宗は極楽寺の忍性に雨乞いを命じましたが効果はありませんでした。そこで日蓮がこの田辺ヶ池の淵に立って「南無妙法蓮華経」と唱えると大雨に恵まれたといいます。