東漸寺(鎌倉市腰越)
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東漸寺(鎌倉市腰越)
(とうぜんじ)
龍口寺輪番八ヶ寺のひとつ
550年に渡って続いた龍口寺輪番八ヶ寺のひとつであり、日東上人が開山しました。妙典寺の奥にあってやや分かり難い道ですが、海岸近くの爽やかな空気とともにのんびり探してみてください。
エリア長谷・腰越
住 所鎌倉市腰越2-22-13
宗 派日蓮宗
本 尊一尊四士
創 建1325年
開 山日東
龍口寺輪番八ヶ寺、腰越六寺のひとつです。1325年、龍ノ口霊場護持のために千葉県の法華経寺によって日東上人が送られ、開山されたそうです。
日蓮上人が仏法の力によって処刑を免れたといわれる聖地・龍口刑場を護持するために建てられた腰越六寺のひとつです。龍口刑場の地は江戸時代に入り1601年、島村采女が土地を寄進し本格的な寺院、龍口寺となりました。龍口寺には選任住職は置かれず、腰越六寺が輪番で維持しました。後に藤沢市片瀬のふたつの寺院を追加し龍口寺輪番八ヶ寺となり明治19年(1886年)、龍口寺に住職が置かれるまでこの制度が続きました。
龍口寺輪番を勤めた腰越六寺(本龍寺、本成寺、勧行寺、妙典寺、東漸寺、法源寺)はみなこのあたりにありますから、続けてお参りするとよいと思います。
本尊の一尊敬四士という様式は、正面に大曼荼羅、釈尊像、両側に四菩薩を配置し、前面に日蓮上人、その左右に四天王という形です。