寿福寺

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寿福寺

(じゅふくじ)

北条政子が頼朝のために創建

日本における臨済宗の開祖・栄西を北条政子が源頼朝のために招いて建立したというビッグネーム揃いのお寺さん。中門から内側が非公開のため本堂などを見ることはできません。源実朝、北条政子、睦奥宗光、大佛次郎など著名人の墓が多くあります。

エリア駅周辺・八幡宮
住 所鎌倉市扇ガ谷1-17-7
宗 派臨済宗
本 尊釈迦如来
創 建1200年
開 山栄西
開 基北条政子
札 所鎌倉三十三観音第24番
文化財等木造地蔵菩薩立像(鎌倉国宝館)、銅造薬師如来坐像、喫茶養生託(重文)
アクセス「鎌倉駅」西口下車、徒歩10分

寿福寺総門。あまり寺の関係者を見かけたことがありません。本堂も公開されていません。かつて源義朝の屋敷があり、北条政子が源頼朝のために臨済宗の開祖・栄西に開山させたという純度の高いお寺。ミステリアスな雰囲気です。

寿福寺総門。あまり寺の関係者を見かけたことがありません。本堂も公開されていません。かつて源義朝の屋敷があり、北条政子が源頼朝のために臨済宗の開祖・栄西に開山させたという鎌倉純度の高いお寺。ミステリアスな雰囲気です。

正治元年(1199年)に没した源頼朝のために、北条政子がかの栄西を招いて創建した鎌倉五山第三位の寺院。創建当時はビッグネーム揃いの出自に違わぬ七堂伽藍に14の塔頭を擁する大寺院でした。何となく雰囲気は北鎌倉の浄智寺に似たものがあります。

臨済宗の開祖、栄西は中国に留学し日本にお茶を伝えたことでも知られています。京都での布教に限界を感じた栄西が花開くのが、北条政子に招かれたこの地、寿福寺ということになります。当時の鎌倉がこういった文芸の面でも秀でていたということなのだと思います。

総門前の広い空間、総門から中門までの長い石畳といい大寺院の風格があります。ただ、中門から内側の境内は非公開なので、メインの境内には入れないということになります。ただ、中門から覗くくらいはできます。

真冬の平日、寿福寺の参道。夕方近く、誰もいません。とても落ち着きます。

真冬の平日、寿福寺の参道。夕方近く、誰もいません。とても落ち着きます。

境内奥のやぐら(中世の横穴墳墓)には著名人の墓が多数あります。陸奥宗光、高浜虚子大佛次郎、そして北条政子、源実朝の墓と伝わる五輪塔があります。

寿福寺には鎌倉駅から徒歩でいかれると思います。寿福寺が最初の目的地とするとその後は、小町・八幡宮方面に向かうのも良いですが、化粧坂切通を抜けて源氏山銭洗弁財天へと向かうのはいかがでしょうか。銭洗弁財天の境内には一杯やれる寺社の茶店「七幅茶屋」があります。

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